今回は初夏にアシナガバチが営巣を始めるので、家の周囲を見廻りましょうという注意喚起の記事になります。
アシナガバチとは?
アシナガバチは日本では街なかでも、良く見掛ける蜂です。
蜜蜂より大きく、クマバチやスズメバチより小さく、長い後ろ脚をだらりと垂らして飛ぶのが特徴です。
アシナガバチは益虫でもある
アシナガバチは蜜蜂やクマバチのようなハナバチとは異なり、肉食で、芋虫や毛虫等の害虫を食べてくれる益虫でもあります。
攻撃性も低いので、一匹見掛けた程度で躍起になって駆除する必要もありません。
アシナガバチの危険性
アシナガバチはスズメバチ程攻撃性は無く、本体や巣を刺激しなければ襲ってくることは殆どありません。
しかし、実は分類学上ではスズメバチ科であり、毒の成分はスズメバチと同じ物が多く、アナフィラキシーショックに陥る可能性も勿論あります。
針の長さは5mm程度で、刺されたときの痛みはスズメバチ同等以上らしいです。
見掛けた時の恐怖感はスズメバチの方が圧倒的に大きいですが。
どういった時に襲われるのか?
アシナガバチの活動期は、冬眠明けの4月から晩秋の11月頃まで。
それらの時期に、近くで大声を出したり、振り払ったり、巣に近付いたり、庭木への水遣りをかけてしまった時など。
冬眠明けの4月、5月は越冬した女王蜂しかおらず、反撃は殆どしてこないそうです。6月頃から羽化する働きバチは、巣を守る本能が強く、数も多いので危険性が高いようです。
駆除するベストなタイミングは?
働きバチが羽化する前、女王蜂が単独で営巣しているのを見掛けた時です。
この時期ならば素人でも殺虫剤で駆除することが可能です。
巣の大きさが直径10cmを超えてくると、蜂の数が多大で、危険性が高い事から、専門業者に任せた方が良いとのことです。
蜂の巣を探すタイミングは?何処を探す?
4月、5月、アシナガバチを頻繁に見掛けるようになったら、近くで営巣している可能性が有るので、家の軒下やベランダ、庭木等を注意深く探索したほうが良さそうです。
我が家での営巣の発見と駆除
我が家では、2023年は庭のヤマザクラが満開を迎えた4月上旬と、エゴノキが満開を迎えた5月上旬の2回、アシナガバチを見掛けるようになりました。
その内営巣を発見したのは2回目の5月上旬でした。場所は玄関近くの軒下です。
幸いにもまだ営巣初期で、女王蜂単独で行動しているようでした。
今なら、自分で駆除出来ると思い、アースジェットの強力版アースジェットプロプレミアムで駆除する事にしました。
本来はアシナガバチの行動が鈍り、夜目も効かない夜に実施すると良いらしいのですが、長袖長ズボン、首にタオルを巻いて、午前中に駆除しました。
スプレーを一吹きした瞬間、アシナガバチは何処かへ行って見失ってしまいました。
ので、柄の長いスコップを使用して、巣を落としました。
因みに、巣の駆除をするときは、脚立は使用しないほうが良いそうです。
アシナガバチの反撃にあった時、焦って脚立から落ちる事故が頻発しているそうです。
アシナガバチは同じ様な所に営巣する習性があるらしので、駆除後は蜂の忌避剤等を散布しておくことが推奨佐れています。
最後に
実はエゴノキの満開に伴い、クマバチも誘引されて、庭に営巣しているのを最近発見しました。
クマバチはアシナガバチとは習性が異なり、営巣へ場所や対処方法も異なるので、また別途ご紹介していきたいと思います。
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