我が家は敷地周囲を板塀で囲っています。
それは、
・目隠し ⇒ リビングの大開口窓をカーテンを開けて暮らす為 ・景観 ⇒ 周囲の景色を引き算して整理するため
という効果を狙ったものでした。
一時期、板塀が未施工の時期にも住んでいましたが、現在とは異なり、全く落ち着かなく雑木の庭を楽しむ所ではありませんでした。
奥野さんに設計頂き、弘栄さんに施工頂いた板塀の仕様はこちらです。
材料 | ヒノキ無垢材、節無 |
笠木 | ガルバリウム鋼板 |
釘 | 真鍮 |
高さ | 2m(ブロック塀含む) |
塗装 | 無塗装 |
この板塀の上記以外の想定していなかった嬉しい効果としては、
・無節で見た目が非常に美しい ・防風効果により、植栽の葉からの水分の蒸散を抑制できる ・無塗装の為か、ヒノキの香りが敷地内で愉しめる
がありました。
特に最後のヒノキの香りは、雨の日に特に強くなり、家の敷地全体でヒノキの風呂に入っているような心地良さを味わうことができます。
ブログで香りを届けることはできませんが、帰宅する度にこの心地よさを感じることができるので、これは何物にも代え難い価値だと思います。
耐久性等から、板塀の材料として樹脂やイペ材等を提案されることもあるかもしれませんが、ヒノキも耐久性に優れた材料ですし、意外と知られていないこのヒノキの板塀の心地良さを検討の一項目に加えてみても良いかもしれません。
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