今回は、比較的一年を通して雑木の庭に集う、メジロの早春におけるバードウォッチングのご紹介です。
いままで、メジロは
秋は[WEB内覧]美しい紅葉にメジロが憩うリビングの大開口からの景色や【雑木の庭】メジロが盗み喰い?!秋の土間サロンからのバードウォッチングで決定的瞬間を撮影にて、ヤマコウバシやヒサカキ、ヒメシャリンバイの実を啄む様子
冬はシャシャンボの実を啄む様子を確認してきました。
そして、植栽3年目を迎える我が家の庭では、寒緋桜の開花密度が上がって花が増えたこと、椿を咲かせる株が増えたことによってか、この早春のメジロの滞在時間が伸びてきました。
そこで、今回は寒緋桜やヤブツバキ、馬酔木を植樹することによって、リビングの中から観察できるメジロの吸蜜等をご紹介していきたいと思います。
寒緋桜に吸蜜するメジロ
寒緋桜の植生や、蕾から開花までの様子は【雑木の庭】春本番、35種を超える庭の開花リレーの旗手となる寒緋桜が咲きましたにてご紹介しています。
昨年まではヒヨドリが来ていました。
植栽3年目、2024年の今年は、開花密度がより向上してきたせいか、メジロも惹きつけるようになってきました。
寒緋桜の咲きはじめた、2024年3月中旬現在は、梅ももう散っているので、よりメジロが集まり易いのかもしれません。
メジロはやってくるのは、朝明るくなりはじめる6時前から、夕方暗くなる前の18時程度まで。
長い時は一度の滞在で2時間程度庭を徘徊しています。
鳥類の中で小さな部類のメジロは、枝どころか、花弁に足を引掛けてぶら下がります。
そのお陰で花が傷つき、寒緋桜にとって迷惑な存在のように一見見えます。
しかし、早春の時期は虫がまだ野に放たれていないため、鳥が唯一の花粉の媒介をしてくれているそうで、相互扶助の関係にあるそうです。
これだけ花に顔を突っ込んでいれば、かなり花粉を媒介していそうです。
たまに下の枝から上へ向かってつま先立ちしているような、珍しい姿も観測できます。
ヤブツツジに集うメジロ
ツツジの蜜もメジロの好物のようで、よく吸蜜しています。
ヒヨドリも頻繁にやって来ますが、人への警戒心が強いので、滞在時間はメジロの方が圧倒的に長いです。
あまりヒヨドリとメジロは仲は良く無さそうですが、お互いがお互いの存在を呼び寄せているようにも見えます。
馬酔木に集うメジロ
馬酔木には毒があるので、ヒヨドリは吸蜜していないようですが、メジロは偶に吸っているようです。
メジロは一つの樹種の蜜をひたすら吸うというより、思いのままにあっちこっち飛び回って、色々な花の蜜を吸っています。
美味しい花の個体を常にさがしているのでしょうか?
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