【雑木の庭】紅葉が簡単に楽しめる樹種5選

樹種毎の特徴や成長記録
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初めての方は【家づくり】ユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞した建築と庭が一体の土間庭の家を紹介!!の記事からご覧下さいませ。

2023年12月も中旬を迎え、紅葉もひと段落といったところでしょうか。

今回は、植栽から2回目の秋を終え、紅葉を比較的簡単に楽しめる樹種とそうでない樹種が、分かってきましたのでご紹介していきたいと思います。

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紅葉(黄葉)する原理

紅葉する原理

1.気温が低下し、光合成で生成するエネルギー < 葉の維持エネルギーとなると
  光エネルギー吸収体であるクロロフィルが分解され、翌年のエネルギーとして吸収される
2.幹と葉の間に「離層」という水分と養分を遮断する壁ができる
3.光合成によって出来ていたエネルギー(グルコース)が葉に蓄積する
4.グルコースが前駆体アントシアニジンに結合するとアントシアニン(赤色素)が生成する

黄葉する原理

1.植物はクロロフィルとカロテノイド(黄・橙・赤の色素)両方を持っていいる
2.クロロフィルの分解速度>>カロテノイドの分解速度の為、
  クロロフィルの分解がはじまると段々黄色くなる

紅葉が美しくなる条件

条件

①太陽光を十分に浴びること
 (赤色色素のアントシアニンの元であるグルコースを多く生成していること)
②寒暖差が大きいこと
 (離層の形成が急激に進行し、葉に多くのグルコースが残ること)
③葉が紅葉するまでに枯れないこと

紅葉が簡単に楽しめる樹種とは?

紅葉が美しくなる条件の内、日射条件や、気候だけでなく、樹種の特徴に大きく依存する項目は、「③葉が紅葉するまでに枯れないこと」
になります。

つまり、紅葉が簡単に楽しめる樹種とは、

紅葉が簡単に楽しめる樹種

・日当たりに強く、葉焼けし難い樹種であること

我が家の植栽で、この2年で葉焼けし難く、紅葉を楽しみ易かった樹種を順番にご紹介していきます。

1位 ヤマコウバシ

最も紅葉を楽しみ易い樹種1位はヤマコウバシでした。
1日中日射を浴びる位置、西日を浴びる位置、半日陰の位置と様々な場所に植えられていますが、何れも鮮やかなオレンジから紅葉がはじまり、次第に枯葉色となり春まで落葉せずに、姿を保ちます。

植える場所を選ばず、葉焼けもし難いことから、1位となりました。

2023年我が家のヤマコウバシの紅葉
2023年我が家のヤマコウバシの紅葉

2位 コナラ

コナラも日当たりに強い陽樹ですが、最近の猛暑は流石にきついようで、西日に長い時間さらされる位置のコナラは落葉がはじまっています。

コナラは、以外にも古くは常緑樹で、離層が発達しない枯凋性という性質を持っています。

なので、葉焼けをしなかった株は、ヤマコウバシと同じように春ごろまで落葉しません。

我が家では5株以上のコナラが植えられていますが、落葉してしまったのは、西日が最も強く当たる一株だけだったので、コナラは紅葉を楽しみ易い樹種と言ってよいと思います。

その落葉してしまった株も、一年目よりも二年目の方が、葉の残りは良好なので、来年以降は根の発達と共により紅葉を楽しめるようになるかと思います。

2022年11月初句のコナラの紅葉
2022年11月下旬のコナラの紅葉

3位 シラキ

シラキも日当たりに強い陽樹であり、我が家では西日にあたる位置に植えられています。

真っ赤に紅葉する前に、若干の落葉はあったものの、植栽1年目から綺麗に紅葉してくれたので、比較的紅葉を楽しみ易い樹種と言えると思います。

2022年11月初句のシラキの紅葉

4位 コバノズイナ

コバノズイナは非常に丈夫な樹種ですが、低木な為、他の高木達よりは少し多めに水やりをする必要があります。

しかし、水やりさえしっかり行っておけば、植栽1年目から綺麗な紅葉を楽しむことができます。

2022年11月初句のコバノズイナの紅葉

5位 イロハモミジ

5位は、最も人気が高い落葉樹である、イロハモミジです。

イロハモミジは、自然界では湿度が高い川辺や谷に自生しており、強い日差しや乾燥は苦手です。

我が家では、コナラの樹冠の下で、比較的穏やかな環境に植えられていますが、2株中1株は植栽1年目は葉焼けが発生し、綺麗に紅葉することは叶いませんでした。

2022年11月下旬、右奥がイロハモミジ

日当たりがより弱い方の株は、1年目から綺麗に黄葉していましたが。

2022年11月下旬のイロハモミジの黄葉

植栽2年目の今年は、根も育ち、秋まで新緑のような葉を保てたお陰で2株とも綺麗に紅葉しています。

2023年12月初旬のイロハモミジ
2023年12月初旬のイロハモミジ

なので、イロハモミジは完全な陽樹というわけでもなく、成長や環境によって耐暑性を獲得しないと、比較的綺麗な紅葉を楽しむのは少し難しい樹種のような気がしています。

次回は紅葉を楽しむのが少し難しい樹種について

今回は以上になります。

次回は、ドウダンツツジやアブラチャン、クロモジやシロモジなどについてご紹介していきます。

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