今回は、下の雑木の庭のまとめ記事、及び下の2枚の写真で紹介した、リビング部の西側の植栽の詳細になります。
今回はリビング部の石畳より左側エリアに限定してご紹介していきます。
建築と一体になった庭の美しさ
我が家の庭はJINENさんが、「どこから見ても美しい景色」となるように造園して下さっています。
それは、庭の各エリアが建築の各エリアの特性に合わせて、ユニット植栽を設えて下さっているからだろうと、最近思うようになっています。
今回はそんな庭と建築の一体性を特に意識して撮影した写真をご紹介します。
外から美しい庭
植栽とリビングの遠近感が人の目と同じ程度に見えるように、58mmのレンズで撮影しました。
広角のレンズになればなるほど全体は撮りやすくなりますが、植栽とリビングが人が見ているよりも離れているように写ってしまいます。
このリビング部の庭では、高い層から地面に向かって順々にリビングと外を繋ぐ景色が創られています。
・一番高い高木層はイロハモミジとエゴノキがアーチを形成
・二番目の亜高木層はツツジとヒサカキが両脇を固める
・三番目の低木層にはアセビやシダが添えられ
・地面は石畳と玉竜が動線を形成する
つまり外から見たとき、立体的に視線が庭からリビングに向かって引き込まれるようになっています。
これによって、下の写真のように自然に建築と庭が一体化した視界が形成されているようです。
外の小広場でバーベキュー等をするときは、この景色を楽しむことができることになります。
内から美しい庭
我が家はリビングが吹き抜けになっているので、高さが3m弱ある大開口になっています。
リビング前は2m強から5m強までの高木が並び、緑の密度を高めています。
特等席のイージーチェアからは杜を眺めているような景色を臨むことができます。
深い樹冠がもたらす庭の豊かさ
樹冠を形成する中高木達の紹介
まず中央に植えられているのはイロハモミジになります。
高さは3~4m程度に成長しています。
モミジの隣には2m程のヒサカキが脇を固めます。
このヒサカキの隣に5~6m程度のコナラがそびえ立ちます。
更にその隣には4m程のヤブツバキ。
ヤブツバキの隣に3m程度のヒメシャリンバイ
2m程度のクロモジと続きます。
アプローチ部のモミジもリビング部に濃い日陰を提供してくれます。
実生のモミジが群生する豊かな庭
前項で紹介した中高木の樹冠によって守られたエリアはこちらになります。
このエリアでこの3月末から発生した実生のモミジ達は以前下の記事で紹介したときより旺盛な成長を遂げています。
一番大きいものは60㎝を超えています。
この一年で1mにはなりそうです。
深い樹冠のお陰で、特に手を加えなくても実生の植物の成長を楽しめる庭となってくれています。
以上になります。
後日、「リビング部東側」「東部」「南部」「風呂部」の庭の紹介を計画していますので、またよろしくお願いいたします。
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