今回は、下の雑木の庭のまとめ記事、及び下の2枚の写真で紹介した、アプローチ部土間前の植栽の詳細になります。
今回はアプローチの左側、土間前のエリアに限定してご紹介していきます。
人と植物に居心地の良さを与える高木の樹冠
この夏に実感しましたが、雑木の庭は夏の日差しを大分優しく和らげてくれます。
特に我が家では5mを超えるコナラがいくつか植わっており、高い場所で樹冠を傘のように形成してくれているので、木陰の投影面積が広くなっています。
自然の中ではこの高木の樹冠に守られ、その下に亜高木層を形成するそうです。
我が家のアプローチ土間部では、このコナラが下を通る人や、ヒサカキ、ヒメシャラ、満天星やコバノズイナ、苔を守ってくれています。
それぞれが単独で植えられていたら、この西日があたるエリアではこの夏に枯れてしまっていたかもしれません。
多様な美しさを楽しめる庭の魅力
コナラとヒメシャラの幹の異色がもたらすコントラスト
雑木の庭ができるまで知らなかったのですが、コナラの幹の色は、白樺の様に白く、涼やかで美しいです。シルバーグレイではありませんでした。
またヒメシャラの幹も独特なレンガのような茶色をしています。
この2色が庭に加わることで、花が無い時期でも庭に色彩が加わり、少し華やかにしてくれます。
これは雑木の庭と住んでみないと中々気付かない魅力かと思います。
ヒメシャラは、その樹形自体がとても美しく、一番好きな樹種ですが、葉が小さく写真写りがよろしくないので割愛します。
低木の美しさと枝モノなどにも使える有用性
低木は、コバノズイナ、シャリンバイ、満天星が植えられています。
5月初句のコバノズイナとシャリンバイの開花は大変美しかったです。
満天星は残念ながら今年は開花しませんでした。。来年に期待です。
しかし満天星はインテリアグリーンとしても人気なので、客さんが来る時などに、新鮮な枝モノとして活躍してくれます。
外だけでなく、インテリアとしても有用なのが雑木の庭の低木類の良い所ではないでしょうか。
苔とシダをベースにした足元に広がるミニチュア世界のファンタジー性
これは雑木の庭と住んでみないと気付かない世界の魅力ですが、フカフカの苔の絨毯の中に発生する大小のシダの森はとても美しいです。
拡大して初めてわかる苔の精密な形状の美しさ、大きなシダの木漏れ日を浴びて育つ小さな小さなシダ、ミニチュアの世界は大きな世界よりもずっと精密でファンタスティックな世界観に溢れていました。
以上になります。
後日、「アプローチリビング部」「リビング部」の庭の紹介を計画していますので、またよろしくお願いいたします。
コメント