【雑木の庭】植栽の中の雑草のみを枯らすラウンドアップの濃度の検証1

雑木の庭
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ブログ紹介

本ブログでは、「設計事務所」「工務店」「造園家」三者による家づくりの経緯や暮らし方含めて情報提供していきます。
我が家は3者の方々の協業により、建築と庭の調和を評価するユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞することができました。

初めての方は【家づくり】ユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞した建築と庭が一体の土間庭の家を紹介!!の記事からご覧下さいませ。

今回は、庭の雑草除去を最も簡単に実現する方法の検証について、ご紹介していきます。

以前に、【雑木の庭】苔の中の雑草を除草剤で除去する方法-希釈液スプレーにて、苔の中の厄介な雑草である、チドメグサの除去をラウンドアップを規定の20倍に薄めてスプレーすることで、

作業時間5分程度でチドメグサに対して以下のような成果を得ています。
・除去率9割~10割程度
・苔へのダメージ無し

・根まで枯らして持続的な効果を得る

前回のラウンドアップ希釈スプレー散布より3か月経過していますが、チドメグサは復活しておりません。

今回は、除草剤によってダメージを与えたくない対象を苔以外の植栽にも広げ、雑草のみを効率的に除去する検証を実施していきます。

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除去対象の雑草

【雑木の庭】雑草管理の3つの工夫とそれでも直ぐに抜くべき雑草14選でもご紹介した、直ぐに抜いた方が良い雑草から、この夏に増えてきた雑草を選定しています。

雑草種特徴
タンポポ地下茎で何回も生え、庭の景観を崩しやすい
スギナ根がかなり深く、茎が切れ易く完全に引き抜くことが非常に困難
シロザアカザ科の一年草。樹高最大1.5mに達する。
コミカンソウ抜くときに果実のような種子を落としやすく、新たに発芽し易い
カタバミ脈絡もなく様々な所から生い茂り、苔や玉竜、下草等の景観を崩す高さまで成長する。
ノゲシ脈絡のないとこからどんどん生えて、樹高1mまで成長して景観を崩す
除草剤適用検証リスト

除草剤の使用方法

通常は希釈せずに使用するラウンドアップマックスロードALⅢを用います。

この濃度でそのまま散布すると、ダメージを与えたくない苔や、植栽まで枯らしてしまうことは、【雑木の庭】苔の中の雑草を除草剤で除去する方法-希釈液スプレーで検証済です。

苔の中のチドメグサは、ラウンドアップを20倍に希釈することで、根絶できましたが、今回はスギナやタンポポなど、より強力な地下茎をもつ雑草も対象としています。

なので、今回は希釈倍率を低め、10倍の希釈濃度で散布してみることにしました。

散布する箇所で、特にこの希釈の必然性があるのは、下の写真のような、植栽の根本に発生している雑草を除去する場合です。

スプレー時に、多少植栽にも除草剤がかかってしまっても、植栽を枯らさないように希釈しています。

一例を挙げると、ヤマコウバシの足元に発生したスギナなどを除草する場合です。

ヤマコウバシの足元に発生したスギナ

10倍希釈ラウンドアップ散布1週間後の効果

ラウンドアップの除草効果は速効性ではないので、散布1週間後の観察結果をご紹介します。
因みに、この希釈倍率だと、既存の植栽に多少かかってもダメージは発生しないことが確認できました。

雑草種結果
タンポポ×
スギナ×
シロザ
コミカンソウ
カタバミ
ノゲシ
除草剤適用検証リスト

タンポポは殆どダメージを受けていませんでした。

たんぽぽ

スギナは、小さな株はダメージを受けていましたが、ある程度成長している株はダメージを受けていませんでした。

スギナ

シロザはダメージは受けているようです。もう少し時間が経過すれば枯れていくかもしれませんが、確実性には欠ける結果となりました。

シロザ

コミカンソウは枯れています。

コミカンソウ

カタバミも枯れています。

カタバミ

ノゲシは、多少ダメージは受けているようですが、枯らすまでには至っていません。

ノゲシ

希釈倍率を低めて再チャレンジ

今回の希釈倍率10倍では、多くの雑草に対しては不十分な除草結果となりました。

再度、希釈倍率を3倍まで高めて散布し、また1週間後に除草効果を確認していきます。

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