今回は、どちらかというと和の趣があるグランドカバー、フッキソウの開花から新芽の成長をご紹介していきます。
フッキソウは、花はそれほど目立つようなものではありませんが、春から夏にかけてどんどん発生する新芽の緑が鮮やかであり、緑の絨毯のように彩ってくれる、生命力に溢れた植物です。
グランドカバーというと、雑草抑制という機能が目的になりがちですが、フッキソウやヤブコウジ、苔やシロツメグサ、クローバーや芝生など、それぞれの植生や様態によって、それら自体が鑑賞目的としても庭に多様性を齎してくれる、情緒的な素晴らしい植栽の一分野なのでは?と最近思うようになりました。
フッキソウの植生
フッキソウの開花の様子から新芽の成長まで
2023年、我が家のフッキソウが開花したのは3月下旬の頃でした。
開花率は5%程度といったところです。
【雑木の庭】アプローチリビング部、コナラの樹形、花と実の低木、新芽の絨毯の魅力でもご紹介しましたが、フッキソウは他の常緑樹のアセビやヤマボウシと同じように、新芽の色が明らかに既存の葉と異なって目立ちます。
しかも最大樹高が25㎝程度の低木にかかわらず、春から夏にかけて新芽が何回も発生する為、その季節の間は常に上から見ると、淡い緑の傘を被っているようで、若々しさに満ちています。
同じ常緑低木のグランドカバーである、ヤブコウジの渋めな色合いとは対照的で、庭に多様性を齎してくれる存在になっています。
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