今回、先日に【雑木の庭】株立ちの幹、枝ぶり、葉、咲き乱れた花、野趣に溢れた美しさを誇る春のオトコヨウゾメでご紹介したオトコヨウゾメが、挿し木で増えるのか?とう検証実験を行った結果をご紹介していきます。
なんとなしに水揚げもせずに始めた挿し木
2月の下旬頃、花芽が開きかけた頃でした。
オトコヨウゾメの株元に、いくつも折れた枝が落ちていたのを見かけ、何気なく挿し木をしてみようと思い立ち、3本近くの地面に挿しました。
通常の挿し木の手順
手順1.発根し易い植栽を選ぶ
まずは、挿し木ができる種類の樹でなければいけません。
つまり、枝を切った後、発根し易い種であるということです。
手順2.発根し易くなるように、水揚げをする
ハサミで枝もしくは茎を切ります。
その後水に1~2時間つけます
手順3.清潔な土に挿します
発根確率を上げる為に、ルートンやオキシベロンとクロネクスといった発根促進剤をつけるのも良いらしいです。
手順4.一か月程度発根を待つ
半日陰で、風通しをよくして、たっぷりっ水をやると良いらしいです。
今回のいい加減な挿し木の手順
手順1.たまたまオトコヨウゾメは発根し易い種でした
手順2.水揚げしていません
ハサミできるどころか、地面におちてから何日も経過したであろう枝を使用しています
手順3.オトコヨウゾメの近くの地面に挿しました
挿し木から1か月経過したオトコヨウゾメの様子
水は小まめにやってはいましたが、正直発根して定着するとは思っていませんでした。
因みに昨年同じように、イロハモミジの落ちていた枝を挿し木したときは、見事に失敗しました。
いくつもついていた冬芽のうち、多くは枯れて黒くなっています。
しかし、少しだけ開きかけの蕾と、葉の発芽を確認しました。
枝の途中にも葉が展開しかけています。
根本では開きかけの蕾と葉も。
このぎりぎり生きようとしている状態で引き抜くと、完全に再起不能になってしまう気がしているので、発根は確認していません。
JINENさんが整えた地中環境ならばこそ生きているのだと思います。
ここから、無事に成長していくのか、このまま見守っていこうと思っています。
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