今回は2023年4月初旬、清明の頃に満開を迎えた、オトコヨウゾメについてご紹介していきます。
オトコヨウゾメの開花は、【雑木の庭】雨水を越えて芽吹きかけの植栽達、開花一番乗りはオトコヨウゾメ?!にて1輪だけ咲いた時期にご紹介していました。
植栽1年目は、葉の展開前に咲いていたので、この姿でぽつぽつと咲くのがものだと思っていました。
しかし、ガマズミ属でありオトコヨウゾメは、葉の展開後に小さな花がアジサイのように纏まって咲きくのが本来の姿のようでした。
小さな葉と、小さな花の集合との大きさのバランスが絶妙なオトコヨウゾメの開花状況をご紹介していきます。
オトコヨウゾメの植生
満開のオトコヨウゾメの様子
この春先の時期は、葉が繊細で、株立ちの幹と枝ぶりも美しく際立ちます。
そんなオトコヨウゾメの花は、バラ科やツツジ科程は大きく主張せず、かといってクロモジ属より控えめでもない、葉や幹、枝と絶妙なバランスをもった様態を魅せてくれました。
幹が多いながらも細く、葉が多いながらも小さく、野趣に溢れながらも鬱蒼とせず、花は多くも華美ではない、正に雑木の庭らしい植栽であることに、2年目にして初めて気が付きました。
3m程離れた位置から、全体を見たときの空気感が最も素晴らしいと感じます。
際限なく大きくなる種ではなく、半日陰で育つので、坪庭などでも植栽してみて欲しい、イチオシの雑木になります。
少し遅れて、同じガマズミ属のガマズミの開花が始まっていますので、後日ご紹介していきたいと思います。
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