今回は、成長速度が緩やかな常緑の低木樹であるヒメシャリンバイについて、植栽後の実生による増え方についてご紹介していきます。
ヒメシャリンバイの特徴
ヒメシャリンバイは、以前ご紹介したように、意外と華やかな花を4月に咲かせ、1年で30㎝程度と緩やかな成長であり、秋にはメジロを誘鳥してくれる、魅力的な常緑低木樹になります。
2植栽年目からは、水やりも夏以外は必要なく、病害虫も少なく手がかかりません。。
実生のヒメシャリンバイの発芽
【雑木の庭】ヒメシャリンバイの実生の幼木の発芽でご紹介したように、鳥からのこぼれ種によって実生が発芽します。
植栽2年目で、3~4株程度発芽していました。
この頃は、慎重に地面を観察して、やっと発見できるくらいの大きさでした。
実生のヒメシャリンバイの成長速度と増え方
2023年1月に発芽した実生のヒメシャリンバイは、2024年4月には、下の写真ほどに成長していました。
樹高は30㎝に満たない程度。成木の成長速度よりやや遅いくらいです。
その他にも、周りを見渡すと、幾株もの実生が発芽していました。
植栽3年目でこの増え方ですと、放置すればあっという間にヒメシャリンバイ林になってしまいそうです。
結論
ヒメシャリンバイは、花付きが良く、多くの実をつけ、鳥もよくやってくるため、周囲に数多くの実生を発生させるようです。
そのまま放置しておけば、ヒメシャリンバイだらけの庭になってしまいそうです。
しかし、ヒメシャリンバイの成長速度は、最大でも年30cm程度と緩やかなので、気になった時に間引くなり、剪定を実施すれば、植えても後悔することが無い、魅力的な樹種であると思います。
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