【雑木の庭】根や菌糸を伸ばし、環境を改善してくれる雑木の庭の王様、コナラの開花

樹種毎の特徴や成長記録
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今回は、コナラを植栽している人でなければ目にも留めないであろう、コナラの開花についてご紹介していきます。

本記事がお勧めの人

・コナラの植生が知りたい
・コナラの開の様子が知りたい

芽吹き始めは白く、淡い黄緑を経て、濃い緑陰を生み、稲穂のような開花を迎える。春のコナラの変遷は早く刹那的な景色になります。

街路樹の遠景では中々気付かない、雑木の庭の植栽ならではの景色をご覧いただけたらと思います。

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コナラの植生

コナラの植生

・ブナ科コナラ属の落葉広葉樹
・樹高は最大20m程度
・漢字は小楢
・花期は4~5月、新芽と共に
・花言葉は「独立」や「勇気」
・10月頃結実し、11月頃どんぐりとなり落花する
・11月頃から黄葉が始まり、じきに茶色になる
・落葉樹ながら枯凋性の為春まで落葉しない
・菌類と菌根を育むため、近辺にはキノコが良く発生する
・病害虫はシロスジカミキリ、ミヤマカミキリなど
・日当たりを好むが半日陰でも育つ
・成長は早く年に1m程伸びる
・乾燥に強い
・どんぐりを放置しておくと直ぐに増え、実生はどんどん育つ

コナラの開花の様子

コナラの開花は、葉の展開が一巡し、葉の色が緑色に熟す頃にやってくるようです。

葉の色が熟すという表現の心は、芽吹きはじめは色が白いということを意味します。

2023年3月下旬我が家のコナラの芽吹き

芽吹き始めは、十分に葉が開いた後の意気揚々とした雰囲気とは異なり、小さく小さく蕾のようにくるまっています。

2023年3月下旬我が家のコナラの芽吹き

高い位置にある新芽は、ややもすると梅の花のようにも見えてきます。

2023年3月下旬我が家のコナラの芽吹き

葉が開いても1週間程は黄緑色にも及ばない、淡い色づき。

2023年3月下旬我が家のコナラの芽吹き

そこから少しずつ少しずつ葉を大きくし、新緑の色づきとなってきます。

2023年4月上旬我が家のコナラの芽吹き

そこから更に1週間程かけて、更に葉を大きくし、コナラならではの濃いめの緑色の葉になってきました。

2023年4月上旬我が家のコナラの芽吹き

空を見上げれば既にもさもさです。この1週間前の淡い緑色の時期が、大きな植木が庭に植わっているような爽やかな趣で、もっともすっきりしていて綺麗かもしれません。

2023年4月上旬我が家のコナラの芽吹き

葉が十分緑色に育つ頃、冬には見られなかった新しい枝も伸び始めます。

2023年4月上旬我が家のコナラの芽吹き

この1週間で10cmは伸びようかという旺盛な成長期に、花を咲かせはじめました。
葉よりも小さく、色も時期で決して目立ちはしませんが、春の生命力は十二分に感じさせてくれる開花でした。

2023年4月上旬我が家のコナラの開花

このあとコナラは11月頃まで成長を止めることなくどんどん大きくなっていきます。

雑木の庭の全景を変える程の影響力があるので、また折を見て景色をご紹介していきたいと思います。

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