今回は常緑ながらも、葉が薄く、枝も細く、繊細で高原の植物のようなハイノキの開花についてご紹介していきます。
鬱蒼という雰囲気からはかけ離れ、美しく、雑木の庭に人気の樹種です。
しかし、乾燥や西日に弱く、健康に育てるのが難しいとも。。
しかし、我が家の庭の他の多くの植栽と異なり、1年目から開花していました。
意外と移植には強いようです。
ハイノキの植生
ハイノキの開花の様子
こちらは蕾が発生しはじめたハイノキ。
2023年4月6日になります。
そして蕾が目立ち始めた先程の4日後に開花が始まりました。
開花が始まって3日目、8分咲となりました。
開花していく速度は、バラ科の寒緋桜や山桜、ソメイヨシノ等と同じくらいですね。
花の大きさは、葉よリ小さく、目立たなくはありませんが、意識していないと見落とす程度。
しかし、一度目に留まると、そのめしべやおしべの大きさによって、細い樹形以上の存在感を主張しているのに気づきます。
特に目線の高さの花たちは、1年越しの開花の郷愁を思い起こすに十分な美しさを魅せてくれます。
小さく咲く姿が良く似合い、そして美しい、そんな樹種かと思いました。
惜しむらくは、アズキナシと同様に、頂上のほうが開花密度が高いのですが、上向きに咲くこともあって、満開に花開いた絶頂の姿が見れないことです。
花期が終わると、葉が新芽に入れ替わり、若々しい姿に生まれ変わります。
植栽1年目は結実しなかったので、今年は夏の緑の実が秋に紫に変貌していく変化を今から楽しみに待っています。
植栽3年目のハイノキの開花の様子
我が家のハイノキは西日による日当たりが良すぎるのか、近年の記録的な猛暑の影響なのか、段々枯れ枝が増えてきました。
今後元気を取り戻してくれるかどうか。。
明日は知名度があまりない、コナラの開花についてご紹介していきます。
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