今回は、庭において無くてはならないホースリールの故障と、その直し方についてご紹介していきます。
今回の故障個所は、このタカギのホースリールノズルに接続するコネクタ部分、
takagiの印字の根本部分のホースが自然に破れました。
前兆としては、ホースの根本、下の写真でいうと裂けて穴になっている部分が膨らんでいました。
裂けたのは、膨らみを確認してから2か月程度でしょうか。
ホースリールの故障し易い場所とその理由
ホースリールにおいて故障し易い場所というのは決まっているらしく、下の部品番号図で言うと、⑤のホースロックナット部付近のホースになります。
多分ですがこの箇所が破れやすい原因としては、ホースの内径と散水ノズルの外径のミスマッチが大きいことだと思います。
下の写真のように、ホースリールを使用するときは、ホースは散水ノズルに差し込まれています。
しかし、今回このホースの交換作業を初めてやって気付いたのですが、ホースをノズルに差し込んでも、下の写真のようにかなりスカスカです。
このホースの内径と散水ノズルの外径のミスマッチを埋める為に、下の図のロックナットに付属する爪でホースを外径から内径方向へ絞り上げて、密閉しています。
つまり、ホースと散水ノズルの接続部は、ホースの内径が急激に変化するポイントになっており、散水時はホースの他の部位に比べて高い水圧を受けやすい構造になっています。
散水ノズルの外径とホースの内径の差をもう少し縮めれば、多少なりとも接続部にかかる圧力は低減する気がしますが、誤差の範囲でしょうか?
散水終了後、元栓を閉めたあとでも、ホース内に水は残っており、この接続部に比較的大きな圧力がかかり続けてもいます。
接続部の爪による嵌合力が強い設計の為、多少の圧力ではホースと散水ノズルの密着は保たれたままになり、圧力がかかり続ける設計になっています。
このような圧力を受ける設計でも、購入から1年半程度やぶれませんでしたし、後述するように破れた箇所は簡単にあっという間に直すことができる設計でもあるので、多分これで良いのでしょう。
破れたホースの交換方法
初めてホースが破れる場面に遭遇した方は、直し方に戸惑うことかと思います。
私もホースを切って、再接続するところまでは思い付きましたが、先程のホースと散水ノズルのスカスカ具合に一度心折れ、1日程度直すのを諦めていました。
1日経過し、Googleで「タカギ ホースリール 交換方法」と検索すると「交換用部品 – 散水機のタカギ《公式》」というページがトップでヒットしました。
そこにはホースの交換方法は書いてありませんでしたが、交換部品の一覧が掲載されていたので、多分直すことができるのだろうと安心しました。
今回の該当する箇所のページである、「散水ノズルの交換用部品」を開くと、ホースと散水ノズルを繋ぐロックナットの間に、爪という部品がついていることが分かりました。
下の図の赤丸の部品になります。
我が家のホースリールの散水ノズルを分解したときは、爪が見つからなかったのですが、どうやら下の写真の様にロックナットの中に入り込んでいるようです。
この爪がロックナットに入っている状態で、ロックナットをねじって散水ノズルに締め上げていくと、
下の爪の細くなっている輪が、ロックナットの内径が窄まる方向(上の写真だと下側、下の写真だと上側)に押し込まれていき、
ホースを通しておけば、ホースが絞られて、散水ノズルの径まで絞られるという仕組みになっています。
長々と書きましたが、つまりはロックナットを緩めて散水ノズルを外し、破れたホースを切ってホースを再度通し、ロックナットを手で締めあげれば交換は完了します。
数分で完了する作業かと思います。
タカギのお客様サポート
それでも困ったときは、タカギのHPにお客様サポートのフリーダイヤルがあるので、そちらに掛けてみてはいかがでしょうか?
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