今回は2023年、植栽2年目に入り、勝手に生えてきたシリーズに新しく増えた「ナンテン」についてご紹介していきます。
【雑木の庭】勝手に生えてきた実生の雑木12種と管理の考え方について(抜く抜かない)に記載したように、主に鳥によって運ばれた実生が育っているようです。
このような勝手に生えてきた雑木は、殆どが高木類で成長が非常に早く、抜こうと思っても中々抜けなくなってしまいがちです。
なので基本的には庭の実生の植物は抜いてしまった方が良いかと思います。
但し我が家では、実生の植物を育てる好奇心から、「イロハモミジ」「コナラ」「ヒメシャリンバイ」「マンリョウ」を抜かずに、記録をしながら成長を見守っています。
他にも「シャリンバイ」や「ヒサカキ」の実生も最近確認できたので、折をみてご紹介したいと思います。
ナンテンとは?
11株の実生のナンテン
2023年4月現在、我が家では庭の各地に11株のナンテンの実生を確認しています。
それぞれのエリア毎にご紹介していきます。
和室部のナンテン
多分、初めて発生した我が家の実生のナンテンは和室部のこの2株だったかと思います。
朝日は入るものの、西と南は建物に守られ、半日陰で乾燥し難く、正にナンテンが成育するのにぴったりな場所です。
今年の冬頃に芽生え、4月9日の様子が下記の写真になります。
芽生えてすぐの冬から春の間は、本葉を発見してからそれ程成長していませんでした。
しかし、ここ1週間で成長速度に拍車がかかり、本様の2段目以降が育ってきています。
アプローチ部のナンテン
アプローチ部も春から晩秋にかけては、モミジやコナラ、ヒメシャラといった高木の樹冠に守られて、半日陰のエリアになっています。
他の多くと同じように、苔から芽生えた株もあれば、砂利から芽生えている株も。
しかも、早くも株立ちの様相を見せる生命力の強さがあります。
南部のナンテン
南部は山桜やシラキといった高木やオトコヨウゾメやムシカリ、シラカシやソヨゴといった低木が、地表に対して樹冠を形成しています。
最も多い5株の発生を確認しました。
東部のナンテン
東部はコナラやヒサカキ、ヤマボウシやヤマコウバシ、マルバノキなどが茂るエリアになります。
他のエリアと比較すると、若干西日の影響を受けやすいかもしれません。
2株の発生を確認しています。
今後の実生株の展開
ナンテンは古くから「難が転ずる」に掛けられた縁起の良い木です。
夏には花が咲き、晩秋から冬には赤い実をつけて、庭に彩りも与えてくれます。
11株と少し多いですが、低木なので、同じ縁起木のマンリョウが増えていくぐらいの感覚で、成長を見守っていきたいと思います。
花が咲くまでは4~5年の息の長い成育になりますが。。
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