【雑木の庭】実生のモミジを地植えで育てる-秋を迎え美しい株立ちになってきた7か月目の成長記録

実生の植物の成長記録
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はじめに-段々景色をつくる様に成長してきた株たち

いつもの定点観測を実施する前に、実生から7か月経過し、寄せ植えの株立ちのような存在感を示すようになったモミジをご紹介します。

頂点が紅葉した、高さ70㎝に及ばない株達は、リビングからの景色の一画を秋に彩ってくれていました。

7か月見守ってきたからか、この庭で生まれた景色としてより美しく感じました。
まさに、テグジュペリの星の王子さまの名言、「きみがバラのために費やした時間の分だけ、バラはきみにとって大事なんだ」ということでしょうか。

2022年10月の実生のモミジ
2022年10月の実生のモミジ

最終的な本シリーズの目的の振り返り

前回の記事で、最終的な理想の目的は、

沢山の実生のモミジを雑木の庭が彩れるように育てて配置したい

と一応決めました。

とはいえ、冒頭既に綺麗に彩っている株も、成長途上なのでまだまだ見守りが必要です。
更に、このまま育つに任せると、違和感があるようなエリアも出てきています。

頻繁に剪定し、1m程度の低木の群生にしても綺麗かなと、自然に逆らうような思惑も出てきていますが、スキルも知識も無いので今年は決めかねたまま年を終えそうです。

ひとまずは、夏が9月末まで続いた前回から、一月後の定点観測をご紹介していきます。

モミジの定点観測

下のいつもの我が家の庭のエリアマップに従って、9月→10月の定点観測を記述していきます。

雑木の庭のエリア分け

リビング部1

リビング部1

こちらはシダのクラウンに発生し、7月→8月→9月で20㎝ずつ伸びた株です。8月時点では小さくて目立たなかった株が2株程頭を出し始めた状態でした。

リビング部1拡大9月時点

それが10月では背はさすがに10㎝未満しか伸びませんでした。しかし幹がしっかり太くなってきて、直立度が上がったせいか大きく見えました。

この株達が冒頭の4株になります。
見る角度が違うと大分雰囲気が異なりますね。

リビング部1拡大10月時点

こちらは8月→9月で10㎝成長した株です。日陰なせいか、他の株より背は伸びず、幹が太くなる傾向でした。

リビング部1拡大9月時点

それが10月では、背は殆ど成長せず、幹が太くなる傾向が続いています。

リビング部1拡大10月時点

こちらは8月→9月で18㎝から30㎝に成長していた株です。

リビング部1拡大9月時点

こちらも日陰になりやすいエリアの為か、10月は背は伸びていませんでした。
暑かった9月までと異なり、10月は成長速度に差が出てきました。

リビング部1拡大10月時点

リビング部2

リビング部2はシダにひこばえの様に育っている株です。

リビング部2

こちらは根が成長し難いのか、7月→8月→9月で数cmのみ成長している株になります。

リビング部2拡大9月時点

10月も姿は変わっていませんでした。
幼木としてずっといてくれたら、それはそれで可愛いので良いのではと思います。

リビング部2拡大10月時点

リビング部3

こちらはソロの根本の2株に注目しています。

リビング部3

こちらは8月→9月で倍程度の高さまで成長した株になります。

リビング部3拡大9月時点

10月では色の変化だけ発生していました。紅葉に向かう変化で枯れなければ良いのですが。。

リビング部3拡大10月時点

こちらは8月→9月で幹が分化をはじめた株になります。
分化をはじめた理由は今も分かっていません。

リビング部3拡大9月時点

それが10月では若干の背の伸びに留まっています。
表面のつやが9月より大分無くなってしまっています。
もう少し葉水をした方がよいか、季節的に自然なことなのか。。

リビング部3拡大9月時点

東部

こちらはコゴミの根本にひっそりとだけいます。

東部

こちらは8月→9月で背の高さが2倍以上になった株です。コゴミが葉焼けするほど陽当たりが強いエリアでした。

東部拡大9月時点

それが10月では、ヤマコウバシやヤマボウシ、ヒサカキ等の葉の密度が上がって来て、日陰が増えたせいか、背は伸びていませんでした。

樹冠が生育に与える影響はやはり大きそうです。

東部拡大10月時点

南部

南部です。

南部

8月→9月で3㎝から15㎝に急成長していた株です。

南部拡大9月時点

10月では5㎝程度成長していました。

南部拡大10月時点

8月→9月では顕著な成長が無かった株達です。

南部拡大9月時点

10月には一番大きな株に追いつくように他の株が成長してきました。
小さな杜感が出て来て、面白くなったエリアの一つになりました。

南部拡大10月時点

7月→8月→9月と旺盛な成長を続け、幹が細いままの株になります。

南部拡大9月時点

この株のみ10月でも成長の勢いが止まらず、更に幹の分化がはじまりました。

南部拡大10月時点

こちらは7月→8月で3倍に、8月→9月で2.5倍と旺盛な成長を見せている株です。

南部拡大9月時点

10月では数㎝程度の成長で、直立度が上がってきました。
この株は、この位置で高木まで育っても良い気がしています。

南部拡大10月時点

アプローチ部

アプローチ部は日当たりが良いせいか、成長が非常に早いエリアになっています。

アプローチ部

7月→8月、8月→9月で倍々に成長している株。

アプローチ部拡大9月時点

10月時点では幹が分化をはじめました。
分化をはじめた株は、どのような樹形に成長していくのでしょうか?

数が増え、背も高くなってきたので、盆栽の勉強を始めた方が良さそうな気がしてきました。

アプローチ部拡大10月時点

最後の株は9月時点で1mまで成長している最大の株です。

アプローチ部拡大9月時点

10月時点での伸びは6㎝程度、今シーズンはこれ以上は大きくならなさそうです。
このエリアの辺りで、無秩序に大きくなると、若干美しくないので、今後剪定含めて手を加えていこうかと思っています。

アプローチ部拡大10月時点

今回は以上になります。
背が低いモミジの紅葉の姿はどうなるのか?興味深いのでまた観察してご紹介していきます。

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