【雑木の庭】植物や益虫に優しい、蚊やコバエ対策の決定版?木酢液の効果について

雑木の庭
ランキングに参加してます。1日1回クリックして頂けると嬉しいです!
ブログ紹介

本ブログでは、「設計事務所」「工務店」「造園家」三者による家づくりの経緯や暮らし方含めて情報提供していきます。
我が家は3者の方々の協業により、建築と庭の調和を評価するユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞することができました。

初めての方は【家づくり】ユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞した建築と庭が一体の土間庭の家を紹介!!の記事からご覧下さいませ。

今回は、庭の蚊対策として木酢液を使用した効果についてご紹介していきます。

本ブログでは、今まで「オルトランDX粒剤」「スミチオン粉剤」等で、蚊やキノコバエの対策をしてきました。
特にスミチオン粉剤の殺虫効果は高く、春の季節のキノコバエの激減に成功しています。

但し、スミチオン粉剤は粉剤の為、均一に散布するのが難しく薬効も強いせいか、苔が所々薬焼けしてしまうという副作用が発生してしまいました。
またオルトランやスミチオンの多用は、土中の益虫にも悪影響を与えてしまいます。

そこで、植物は勿論、土中の益虫や微生物にも優しいと言われる木酢液を用いて、梅雨の時期に効果を検証してみることにしました。

2023/6/24追記
蓄圧型噴霧器を使って、満遍なく庭に木酢液を噴霧する
方が、蚊の抑制により効果的であることが分かりました記事はこちら

スポンサーリンク

木酢液とは?

木酢液は炭を作る為に、空気が少ない環境(酸素が少ない)で燃焼した時に発生する、水蒸気を冷やして液にしたものです。

構成成分

90%程度が水で、残りは有機物になります。

この有機物は、木材を熱して70℃程度~280℃程度の間で、主成分のセルロース、へミセルロース、リグニン等が、酸類、アルコール類、フェノール類に分解されたものです。

割合としては酸類の酢酸が最も多い為、木酢液と名付けられています。

木酢液の香り

主成分が酢酸にはなりますが、お酢の酸っぱい匂いとは異なり、燻製のような燻した香りがします。

この香りが苦手な方は木酢液の使用は難しいかもしれません。

木酢液の用途

・植物が健康になる
 真偽と効果の程は未検証ですが、一般的に葉面に散布すると、植物が病害虫に強くなり健康になると言われています。

・土壌改良
 こちらも一般的に、土中の微生物が活性化し、有機質が豊富な良い土になっていくと言われています。

・虫除け、野良猫除け
 木酢液の香りによって、害虫や野良猫が来なくなるそうです。
但し、キノコバエに対しては効くという話、効かないという話の両論が存在します。
また、蚊に対しては、ボウフラが湧かなくなるという話や、成虫が近寄ってこなくなるという話も。。

木酢液の使い方

近所のホームセンターで、1Lの木酢液と噴霧器を購入しました。

木酢液は300円以下。噴霧器も300円程度。

希釈率によって効果が異なるということでしたが、今回は50mlの木酢液と水で20倍の希釈液1Lを2回作成しました。

これを我が家の緑化面積130m2程度の庭に散布しました。
手が届く範囲は、霧吹きタイプにノズルを調整し、手が届かない範囲は直射タイプにノズルを調整しています。

根本から木のてっぺんまで、ほぼ満遍なく散布しました。
かかった時間は20分程度。

やってみて思ったのは、噴霧器は連続噴霧ができる電動ハンドスプレーのようなものが絶対良いということです。
手動の噴霧器では、手が擦り剝ける程レバーを何回も引く必要があり、時間と労力が無駄だと感じました。

木酢液散布1日後の効果

散布してから1日ですが、キノコバエも蚊もゼロにはなっていません。
・・・・が、今までで最も数は減っています。

現在は木酢液の散布は、虫の抑制に対して、それなりに効果があるのではないかと感じています。

但し、植物が薬の成分を内に溜め込む、オルトランやスミチオンとは異なり、木酢液は雨や水やり等で効果が減っていってしまうことを懸念しています。

木酢液の散布頻度はどの程度が良いのか?

電動噴霧器を買ってしまえば、木酢液のランニングコストが30円/1回程度なので、木酢液を散布する労力やコストと、効果の兼ね合いは悪いものでは無い気がします。

現在は1回/月程度ならば、木酢液の散布はしてもよいかなという気になっています。

今後、庭の蚊の発生状況を見ながら、継続的に木酢液を散布していくか考えていき、またブログでご紹介していきたいと思います。

コメント