今回は、庭に勝手に生えてきた実生のモミジシリーズの続編、2年目の芽吹きについてご紹介していきます。
実生のモミジを育てる目標の振り返り-教林坊に影響を受けて
最初は勝手に生えてきた数十株のモミジ達が、すくすく育っていくのを見るのがただ楽しみでした。
それが、下記実生半年目の記事でも書いた様に、樹高がどんどん大きくなってくるにしたがって、庭の景色に与える影響も大きくなってきました。
そこで、この多くのモミジ達を育てる目標として
沢山の実生のモミジを雑木の庭が彩れるように育てて配置したい
と思うに至りました。
滋賀県のモミジの名所である教林坊で、2m前後のモミジの低木たちが創る景色が美しかったことにも影響を受けています。
実生1年目で、景色を創り始めた株達の振り返り
我が家の数十株のモミジ達は、下の写真のエリアに分かれて散在し、それぞれ個性豊かに成長していっています。
その中で、南部でシダの根本で群生として芽生えた株達の1年の成長を振り返ってみます。
実生三か月目では、まだシダの足元に隠れ、下草のような存在感でした。
それが実生7か月になるとシダの背丈を超し、主張が大きく。
12月上旬には美しく紅葉しました。
更にクリスマスの時期になると、紅葉と雪のコントラストで美しい株達の景色を創ってくれるようになりました。
実生2年目のモミジの芽吹き
昨年の冬にあれほど美しかった株立ちが、現在はまた赤ちゃんのような様相に戻っています。
しかし、このマイナス5℃を下回るような記録的な極寒の冬を乗り越えてくれたようで、ほっとしました。
他の株に目を向けて見れば、同じような芽吹き具合の株もあれば、
既にモミジらしい様相にまで芽吹いている株も。
昨年の秋、成長が止まった時点で、段々幹が分化して横方向への成長が期待できそうな株も増えてきました。
特にまだ芽かきや、針金などで樹形の調整はしていません。
もうしばらくは、木々の合間を縫って、太陽を求めるように成長していく、この庭での自然樹形の成長を見守っていきたいと思います。
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