今回からは、雑木の庭のまとめ記事の後半部、及び下の2枚の写真で紹介した、東部の植栽の詳細になります。
冬の終わりから夏までの移ろい
冬の終わり・・寒緋桜
沖縄での桜といえばこの寒緋桜らしいです。
一枚目の写真はこの八月のものです。
三月半ばごろ、冬の終わりに寒緋桜が開花してくれました。
植栽1年目なので、花の密度はまだ低いみたいです。
この開花を皮切りに、他の落葉樹も発芽を開始していたので、春がはじまる合図となっていきそうです。
春から初夏にかけて・・アブラチャン/ヒサカキ/ヤマボウシ
カンヒサクラのあとにはヒサカキが続いて開花するそうですが、今年は咲きませんでした。
写真も単体が撮りづらい位置にあるので省略します。
下のアブラチャンは8月の写真です。
通常4月くらいに開花するそうですが、今年は咲きませんでした。
来年に期待です。
黄色い花が数輪ずつ葉に先立って、まとまって咲くそうです。
こちらは5月の半ばのヤマボウシです。
1年目に関わらず、満開に近く咲いてくれました。
現在は枝も増えていっているので、来年は更に濃密な開花が期待できそうです。
夏にかけて・・アズキナシ/センリョウ/マンリョウ
アズキナシは白い小さな花が5月から6月にかけて咲くそうですが、今年は開花しませんでした。
写真は8月のものです。
秋には赤い実も楽しめるそうです。
センリョウとマンリョウは名前だけでなく、花も実もよく似ています。
センリョウは葉の上に花が咲き、実もつけます。
一方マンリョウは葉のしたに花を咲かせ、実をつけます。
今シーズンはマンリョウのみ開花しました。(写真は無し)
写真をみると実をつけ始めているので、冬に枝モノとして活躍してもらう予定です。
晩夏から冬の終わりまでの移ろい
晩夏・・マルバノキ
葉の色が変わる落葉樹としては、マルバノキが最も早い変化を示すそうです。
晩夏から、緑の葉に黄葉や紅葉が混じり始め、綺麗なコントラストがみられるそうです。
秋・・アブラチャン/アズキナシ/コナラ/ヤマコウバシ
マルバノキに続いて、アブラチャン、アズキナシが黄葉し、コナラは黄褐色になり、ヤマコウバシが紅葉します。
この東部のエリアにもコナラは何本かいますが、最も背が高い6m超から腰の高さ程度までと様々あります。
目線の下の方から遥か上まで色が変化していく様を観察するのが楽しみです。
この下の写真のヤマコウバシは8月のものになります。青々として、実を付け始めています。
冬の終わり・・ヤマコウバシ
ヤマコウバシは紅葉後に落葉せずに葉が残るそうです。
この冬枯れの色をもって褐葉というそうです。この葉が「落ちない」という生態から、受験の縁起がいいお守りとしても人気のようです。
まとめ
この冬に植栽されてからまだ一年たっていないので、まだ見ぬ景色が多い状況でのご紹介となりました。
この1、2年は植栽達が土に馴染んでいって、変化が大きいということもあるので、見られる景色を一期一会のものとして、できる限り写真に撮り、心に留めてご紹介していけたらと思います。
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