本ブログでは、「設計事務所」「工務店」「造園家」三者による家づくりの経緯や暮らし方含めて情報提供していきます。
我が家は3者の方々の協業により、建築と庭の調和を評価するユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞することができました。
初めての方は【家づくり】ユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞した建築と庭が一体の土間庭の家を紹介!!の記事からご覧下さいませ。
今回は【雑木の庭】早春に開花した植栽14種の見処まとめに引き続き、2023年4月に咲いた植栽達の見処をまとめてご紹介していきます。
早春の花と春の花、大きな違いは花と葉の展開のタイミングでした。
早春は葉に先立って花のみの開花が多く、春は葉の展開後の開花が多い。
季節毎の趣を本記事でご紹介できたらと思います。
開花の時系列順に記事をリスト化していますので、今後庭に開花の競演を導入したい方のご参考になればと思います。
各記事には、最大樹高や開花時期、結実期、日照条件、水やり頻度、病害虫等の植生が纏めてあります。
【雑木の庭】アカシデの開花から若葉の展開が完了するまで
【雑木の庭】グランドカバーのフッキソウ、開花や淡い新芽で観賞用としても情緒深い植栽でした
【雑木の庭】イロハモミジがひっそりと開花しています
【雑木の庭】早春が終わりクロモジ属最後の開花、ヤマコウバシの花と葉の展開
【雑木の庭】株立ちの幹、枝ぶり、葉、咲き乱れた花、野趣に溢れた美しさを誇る春のオトコヨウゾメ
【雑木の庭】花言葉をよく体現した白く大きな美しいガマズミの開花
【雑木の庭】ひこばえも1年で開花したブルーベリー、もしかしたら結実も1年で?
【雑木の庭】散形花序型で予想を超えて華やかさを増していく、ドウダンツツジの開花
【雑木の庭】地味だと思っていたヒメシャリンバイ、実はバラ科で華やかな開花でした!
【雑木の庭】ガマズミ属の中で最大級に大きな花を咲かせるハクサンボクの開花
【雑木の庭】季節を通して多彩な色彩を愉しめる、アズキナシの白い花の開花
【雑木の庭】小さいからこそ美しい?!常緑ながら繊細な樹形のハイノキの開花
【雑木の庭】根や菌糸を伸ばし、環境を改善してくれる雑木の庭の王様、コナラの開花
【雑木の庭】繊細な立ち姿が魅力なサワフタギ、開花を迎え一層爽やかな見頃を迎えています
イロハモミジ
モミジは葉の美しさが際立つので、良く忘れられがちですが、この芽吹き始めの期間に花を咲かせます。
ヤマコウバシ
早春に開花し葉が展開していくクロモジ属の中では1番遅い開花になります。
オトコヨウゾメ
オトコヨウゾメの開花は、サクラや梅、バラやツツジ等、花の主張がメインの植栽とはまた違った、雑木の庭らしい繊細に咲き乱れた美しさを教えてくれます。
ガマズミ
同じガマズミ属でもオトコヨウゾメとは異なり、花の集合体は白く美しく大きな主張をしています。「私を無視しないで」という花言葉ぴったりな開花の様子です。
ブルーベリー
ドウダンツツジ
散形花序型で、冬芽の数からイメージするより密度濃く、日に日に華やかさをましていきました。
ヒメシャリンバイ
ずっと地味で縁の下の力持ち的植栽だとおもっていたヒメシャリンバイ。開花したらバラ科らしい華やかな姿を魅せてくれました。
ハクサンボク
花も葉もガマズミ属の特徴をもちながら常緑なハクサンボク。同族の中でムシカリの次に大きな花が存在感を主張しています。
アズキナシ
ハイノキ
常緑というイメージからはかけ離れた、繊細な葉や樹形をもつハイノキ。小さな葉とバランスが取れた、小さな開花群が美しいです。
コナラ
芽吹き始めは白く、淡い黄緑を経て、濃い緑陰を生み、稲穂のような開花を迎えます。
アカシデ
アカシデは葉の展開に先立ち花のみで開花します。
フッキソウ
ヤブコウジ、苔やシロツメグサ、クローバーのようにグランドカバーとして使い易いフッキソウ。
サワフタギ
普段から鬱蒼さとは無縁の繊細な立ち姿が魅力のサワフタギ。開花を迎え一層爽やかな見頃を迎えました。
最後に
桜以降の季節も、オトコヨウゾメ、アズキナシやドウダンツツジ、など野趣に溢れながらも賑やかに咲くことが多い春の14種でした。
この後も雑木の庭は初夏の花~梅雨のアジサイまで開花リレーは続いていきます。
また順々にご紹介していきたいと思います。
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