【雑木の庭】夏のお手入れ、盆栽の練習も兼ねたコナラの剪定

雑木の庭
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本ブログでは、「設計事務所」「工務店」「造園家」三者による家づくりの経緯や暮らし方含めて情報提供していきます。
我が家は3者の方々の協業により、建築と庭の調和を評価するユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞することができました。

初めての方は【家づくり】ユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞した建築と庭が一体の土間庭の家を紹介!!の記事からご覧下さいませ。

今回は雑木の庭の夏のお手入れの一環として、コナラの剪定をご紹介していきます。

また、我が家はJINENさんが植えて下さっているコナラ以外に、多くの実生株が発生しています。
この実生株達が最近発生から二年目にして、著しい成長をしてきてしまっていたので、こちらはコナラの盆栽の練習として、剪定してみました。

それでは詳細をご紹介していきたいと思います。

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無秩序に生えてきたコナラの実生株達を盆栽の練習に

雑木の庭生活2年目で分かったのは、コナラはどんぐりを放置しておくと、どんどん発芽して、際限なく増えていくということです。

ですので、秋に落花した大量のどんぐりを一生懸命拾うのですが、それでも取りこぼしがあり、いくつか実生株が誕生します。

そこで今回は、その中で実生2年目に入り背丈が大きく、ここでこれ以上大きくなっては困るという株達をマイナス管理することにしました。

株を根本から切ってしまうことはいつでもできるので、以前からチャレンジしたいと思っていた、コナラの盆栽仕立ての練習を兼ねることにしました。

地植えでコナラの盆栽用剪定をする意図

盆栽というと、松やモミジの成長を抑制し、盆(鉢)の中で樹形を特別に整えているイメージかと思います。

一方コナラは成長が早く直根な為、盆の中では直ぐに根が詰まってしまう為、あまり盆栽にされている印象はありませんでした。

しかし、成長が早く、乾燥にも強いコナラの特性は、盆栽の初心者にも扱いやすく、割と人気の盆栽種でもあるそうです。

とは言え、地植えの実生を盆に移すと、水やりの頻度を増やしたり、植え替えの必要があるなど手間がかかるので、今回はこのまま地植えにて、背丈を抑制して樹形をコントロールしていこうとしています。

コナラの盆栽用剪定とは?

特別に樹形に縛りを設けないでやっていこうと思います。

今回剪定としてやったのは下記3点です。
・背丈を膝丈程度に芯止めする
・枝の長さを20~30cm以内にカットする
・枝の本数を幹の頂点から3本程度に減らす

盆栽用というと、全くの勉強不足で良く分かっていないので、低木の成長を抑制するための剪定というイメージで実施しました。

一つ目の実生株はこちら、山桜の前のコナラ。

この株を、下の写真の様にこじんまりさせました。

もさもさ感がなくなり、可愛さが戻ってきました。

芯止めの為に、幹の頂点にあった芽の芽かきをしておきました。

二つ目は涸沢付近の株。

この株も芯止めしましたが、もっと低くしておけば良かったと思っています。

3つ目はブルーベリーと干渉していた株。

こちらはブルーベリーと干渉しない方向に樹形が向けばという意図で剪定しました。

コナラの剪定

今までは、背丈を大きくしたくないコナラの剪定でしたが、ここでは成長はさせていくことを前提にしたコナラの剪定をご紹介します。

一つ目は、こちらも実生株ですが旺盛な成長で樹形が暴れている株になります。

2023年7月時点の東部拡大

この株は、特に低い位置で枝を広げて欲しくないので、幹だけ残して、枝葉全てカットしてみました。

今後きちんと成長していくのか要注目です。

2つ目は、【雑木の庭】コナラやエゴノキの成長速度を利用して短期間で緑のカーテンを増強する方法の記事で紹介した、板塀の上方向に緑のカーテンとして成長させていきたい株になります。

隣接したアオキと枝が絡み合って、かつもさもさしてきたので、剪定することにしました。

2023年7月中旬の我が家の②のコナラ

剪定後がこちらです。
大分すっきりしました。

今回は以上になります。

今回剪定した株達の今後の様子はまた折を見てご紹介していきたいと思います。

また、この梅雨を越えて、また下草達がもさもさしてきたので、そのマイナス管理の様子を次回ご紹介していきます。

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