【雑木の庭】虫食いのクロモジが復活の兆し!!移植後のひこばえは環境適応して強い!?

樹種毎の特徴や成長記録
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今回は、南部の株立ちのクロモジについて、虫食い被害と復活の兆しをご紹介します。

本記事の目的

本記事ではJINENGARDENさん造園の雑木の庭で、
「以前のセンリョウの生命力の記事のように」
移植で一回弱ってしまう植物も、環境の変化に適応して無事復活していく植物の強さをお伝えすることを目的としています。

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クロモジとは?

以下特徴です。

・落葉低木樹
・クスノキの仲間
・樹皮や葉に芳香成分があり、高級爪楊枝の材として使用される
・エキスには抗ウイルス作用がある
・3~4月に黄色の花を咲かせ、同時期に新芽が開く
・秋には黄葉が綺麗
・成長はやや早い
・繊細な幹で株立ちが美しい
・病害虫はあまりないが、葉を食べられることはある

虫食いにあったクロモジ

実は結構前から葉が食べられてるな~って気付いてはいました。

ただ、虫の姿は見たことがないし、オルトランDXは何回も散布していたしで、なすがままでした。。

前回の「コガネムシの食害」のように葉が殆どなくなるほど食われているでもなく、新芽も都度都度でてきていたので、そんなに気にはしてはいないのですが。。

最近は下の写真のように、ほぼ全ての葉が味見されてしまっています。
クロモジの香りが好きな虫なのでしょうか?

虫食いクロモジ
虫食いクロモジ

移植後の二世代目やひこばえの強さ

あまりにも食われて、ほんの少し心配になっていた頃、本で調べたら、

・クロモジは植栽後、ひこばえで元気な新芽が出るのでそれを育てれば良い

という記述を発見しました。

それでよくよく我が家のクロモジの株元を見てみると、、、いました!!

元気に青々とした新芽が生長しています。

ひこばえの新芽
「シダ」や「センリョウ」もそうでしたが、その土地で新たに育った株は生き生きと強く生長するようです。
(JINENさんによってしっかりと通気水脈や土壌がケアされていることが大前提だとは思いますが)
環境適応と言えば簡単ですが、植物学でも学べば分かるのでしょうか??
生長に寄与する環境とは?温度?風?水分?PH?窒素濃度?
昔の土地の株と現在の土地の株では、細胞レベル?で組成が異なるのでしょうか?

南部のアオキも、ずっと調子が出なかったのですが、最近やっぱり元気なひこばえの新芽が出始めてきました。

冬を迎えたクロモジの様子

2022年12月31日現在、残っていた葉も完全に落葉しました。

2022年12月31日に撮影したクロモジ

しかし来春にむけて既に冬芽を蓄えています。

問題なく次シーズンも成育してくれそうなので、しっかり虫食いのケアをしていきたいと思います。

2022年12月31日に撮影したクロモジ

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