本ブログでは、「設計事務所」「工務店」「造園家」三者による家づくりの経緯や暮らし方含めて情報提供していきます。
我が家は3者の方々の協業により、建築と庭の調和を評価するユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞することができました。
初めての方は【家づくり】ユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞した建築と庭が一体の土間庭の家を紹介!!の記事からご覧下さいませ。
今回は【雑木の庭】アレロパシー活性が高い我が家のグランドカバー5種の雑草抑制効果の実績で取り上げた、グランドカバーの1種であるヤブコウジについてご紹介していきたいと思います。
ヤブコウジはセンリョウ、マンリョウと共に家に幸福をもたらす縁起木として人気の植栽です。
私も最近まではそれだけの認識でしたが、最近になってヤブコウジの非常に高い雑草抑制効果や、高い増殖能力に気付き、コストパフォーマンスに優れたグランドカバーなのでは?と思うようになりました。
・ヤブコウジの植生が知りたい
・1年間でヤブコウジのエリアがどこまで広がっていくか知りたい
・ヤブコウジの芽吹き、開花から結実までの様子が知りたい
ヤブコウジの植生
・サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑低木樹
・樹高は最大20㎝程度
・漢字は藪柑子、十両とも呼ばれる
・花期は7~8月とあるが、今年は5月から咲きそう
・花言葉は明日への幸福
・花の後に結実し、晩秋から冬の長い間赤い実をつける
・日陰を好む
・若干乾燥に弱く、水切れし易い
・株分けや挿し木、実生で増やせる
1年間でのヤブコウジの増え方
グランドカバーとしては気になる植生の一つ、1年間での増殖具合を確認してみました。
ヤブコウジはそんなに増殖が早いイメージはありませんでした。
しかし、2022年6月~2023年5月の1年間での増え方を確認してみたら、ヤブコウジのエリアが1.5倍程度には広がっていました。
ヤブコウジはそれほど密生しませんが、高いアレロパシー活性を持つため、葉の傘に入っているエリアには雑草が生えてきません。
これほどの増え方をするならば、ヤブコウジを広いエリアに点在して植えておけば、数年後にはコストパフォーマンスに優れたグランドカバーとして使えるような気がします。
ヤブコウジの芽吹きから開花、結実まで
ヤブコウジが芽吹く時期は1年間の中で決まっているようで、今年は3月半ば頃でした。
芽吹きからひと月程度で葉の展開が終わり、見慣れたヤブコウジの姿になりました。
1年生株は多分開花しません。
こちらは昨年の株。白い花をさりげなくさりげなく咲かせます。
その後花を落とし、
緑色の実をつけます。
晩秋になると、実は赤く色づきます。
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