今回はヒメシャラの開花についてご紹介していきたいと思います。
ヒメシャラは葉も小さく、自然樹形が美しく鬱蒼となり難い人気の樹種です。
更に下の写真のように、他の木々がシルバーグレイの幹なのに対し、ヒメシャラは褐色の幹となっており、色数が少ない季節に色のコントラストを提供してくれるのも、人気が高い理由になっています。
しかし、ネットではヒメシャラは手間がかからない樹種として紹介されていますが、西日や乾燥に弱く、割とすぐに水切れを起こす印象です。
そのため、10月には美しい紅葉になるはずですが、我が家では紅くなりきる前に落葉がはじまってしまいました。
他の方でも、2022年の猛暑に耐えられず、夏の間に葉を失ってしまった話なども良く聞きました。
なので、雑木の庭の樹種の中では、比較的頻繁に目をやり、小まめに水やりや葉水が必要な樹になるかと思います。
ヒメシャラの植生
ヒメシャラの開花までの様子
ヒメシャラの蕾が膨らみ始めたのは4月初旬から。新芽が生え揃う前のことでした。
4月中旬、新芽の展開が終わり、すべての葉の元に蕾がついています。
ことしは花付きが大分良いようです。
4月下旬になっても動きは無く。
5月上旬になると、今にも咲きそうなほど蕾が膨らみだしました。
そして5月下旬、同じナツツバキ属のシャラの開花から遅れる事1週間、ついに開花しました。
蕾をみせてから開花まで1月半以上かかっています。
花の大きさはシャラより一回り小さく、シャラと同じように朝咲いて、次の朝にはしおれています。
これで我が家の初夏の開花は締めになります。
残念ながら今年は最も華やかと言ってよいムシカリが開花しませんでした。
次は梅雨の開花として、ヤマアジサイ、センリョウ、シャシャンボ、花筏が控えています。
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