季節毎の雑木の庭の見所は今まで12本の記事に纏めています。
今回は、新たに初春の第一期の開花を終えて、第二期の開花ラッシュがはじまっている雑木の庭の全景をご紹介していきます。
振り返りとして、2023年1月の我が家の庭の全景を掲載しておきます。
開花第二期の全景
2023年3月下旬の全景はこちらになります。
花や、緑は上記の1月より増えているはずですが、若干こちらの方が寂しくも見えます。
多分、面積の多くを占めていたコナラの枯葉が落ちたせいだと思います。
コナラは勿論落葉樹ですが、その枯凋性により冬に葉を落としません、
(詳細は【雑木の庭】樹形が際立つ落葉後の冬庭、2年目は冬芽が沢山発芽していますにて)
最近になって新芽が芽吹き、葉が漸く落ちてきました。
少し近づいてみると、リビング正面のイロハモミジやエゴノキが芽吹いてきています。
昨年より2週間以上早い芽吹きです。
土間方向では、左側にアセビ、ミツバツツジ、右側にヤブツバキ、アセビの花の競演を見ることができます。1年目はミツバツツジもヤブツバキも咲いていなかったので、今年は大分華やかに感じます。
こちらは土間方面からリビングへ向かう景色。
先程の花達に加え、クロモジやミヤマシキミの花も視界に入ってきます。
散り行く花と、咲きゆく花たち
3月上旬に咲き始め、中旬ごろにピークを迎えた花たちは下記11種でした。
常緑樹を除き、早春に咲く落葉樹は、葉の展開より開花が早く、枝ぶりの主張を残して咲くのが特徴だったように思います。
そんな早春の花たちの散り行く姿をご紹介していきます。
寒緋桜の散り際
今年は三月初旬から連日20度を超えるような記録的な暖かい春を迎えています。
そのせいか、山桜の開花が早まり、あわよくば競演が見られるかと期待しましたが・・
ぎりぎり間に合わないといった経過となりました。
蜜を探しに来たヒヨドリを集めた寒緋桜も、若葉を出し始め、多くは地面へと向かっています。
枯れ沢を埋める花びら
石晶やツワブキ、アブラチャンにも。。
カネコ玄海ツツジ
カネコ玄海ツツジは開花の足が長く、3月下旬になっても咲き続けていますが、順に花を落としてもいます。
ヒュウガミズキ
ヒュウガミズキもまだまだ綺麗ですが、ピークは終えたようです。
ヒサカキ
ヒサカキはメジロを集めましたが、株によってはピークを終えています。
最近辺りにウグイスの鳴き声が聞こえ始めましたが、我が家にも来てくれるでしょうか?
ヒサカキは誘鳥木としても有名とのことです。
馬酔木
アセビも非常に花期が長いので、まだまだ咲いていると思いますが、落花も始まっています。
ウグイスカグラ
ウグイスカグラは今年初めて開花しました。
いつまで咲いてくれるか分かりませんが、それなりに落花しています。
ヤブツバキ
この春、最も最初期に開花したヤブツバキ。
花が非常に多く、徐々に徐々に満開を迎えましたが、4週目ともなると落花が目立ちます、
咲きゆく山桜
待ちに待った山桜の開花がはじまっています。
3/27現在で8分咲といったところ。
山桜については後日個別に紹介記事を作成します。
満開を迎えたミヤマシキミ
ミヤマシキミは下旬に満開です。
満開を迎えたアオキ
【雑木の庭】開花期を大幅にずれて真冬に咲くアオキで書いた様に、1月に早くも開花が始まったアオキでしたが、2か月以上経って漸く満開を迎えました。
花の根本からは新芽の展開も始まっています。
これまでアオキの花を意識したことはありませんでしたが、満開ともなると、美しいという表現を再発見した姿に感じ入ります。
今回は以上になります。
その2にて、新芽が出てきた樹々の紹介をしたいと思います。
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