前回までの振り返り
我が家の庭は、苔:バークチップ=1:2程度の面積比でマルチングがしてあります。
「雑草管理の手軽さ」「青々とした見た目の美しさ」を求めて、苔エリアを広げようとしています。
前回までの流れは下記の通りです。
1.既存苔エリアからの移植によってエリアを広げる ⇒ 間引き移植では、大面積の張苔に向いていなく断念 ⇒ 移植法の記事 2.種苔を買って、まき苔法でエリアを広げる ⇒ 手間を最小限にするために直接庭にまく ⇒ 手間とコストを最小限にする為に、目土や遮光シート等を省略する ⇒ まき苔法の記事
苔庭をDIYで作るために、徹底的に手間とコストを省いた手法で「まき苔法」を実践しています。
このような、かなりいい加減な施工でも、種苔が定着して無事に育っていくのか?というのが今後の課題になっています。
DIY苔庭への道のりの全記事リンク
苔庭を安く簡単につくる為のDIY記事、はじめてからから定着を確認するまでの5つに渡る記事のリンクをまとめました。
【雑木の庭】苔庭への道のり、最も手軽で素早くDIYする挑戦その1(苔の間引きと移植)
【雑木の庭】苔庭への道のり、最も手軽で素早くDIYする挑戦その2(種苔をまく)
【雑木の庭】苔庭への道のり、手抜きまき苔DIYから2週間、苔は定着するのか?
【雑木の庭】苔庭への道のり、手抜きまき苔DIYから4週間で定着可能か結論付ける!!
【雑木の庭】DIY苔庭初期の雑草管理、除草剤を使いたくない理由と各雑草種毎の大変な所とは?
今回の目的
今回のDIYで、材料費は苔シートを貼りつける手法より1/8程度に抑えましたが、失敗したらコストは無限大に膨れ上がります。
2022年10月7日にDIYして以来2週間の手入れと、現在の状況をご紹介していきます。
手抜きまき苔DIYの手入れ
まき苔で重要なことは、下記4点らしいです。
1.風をふせぐこと ⇒ 飛んでいかないように 2.常に濡らすこと ⇒ 乾燥を防ぐため 3.光に充てない事 ⇒ 発芽率を上げるため 4.気温25度、湿度90%程度 ⇒ 発芽率をあげるため
1に対しては目土が有効らしいですが、今回コスト低減で目土は無しです。
我が家は外周を板塀で囲っており、低い位置は風が吹かないので、特別ケアしないことにします。
2に対しては斜光ネットが有効とのことです。ホームセンターでも購入できますが、施工が手間なので省略しています。
こまめに水やりをやることで対応します。
基本は朝と夜の2回、休日は3~4回づつ、水で苔全体が浸るくらい過剰気味に水やりをしています。
3に対しても斜光ネットが有効とのことです。省略しています。
板塀や、樹冠で日陰が多いですが、庭のエリアによっては日に当たります。
特別ケアせずにしてみます。
4に対しては、2022年は暑い夏が9月下旬まで続いたので、10月からまき苔することで対応しました。
一般的には梅雨か9月頃が発芽率が高く適しているそうです。
以上の通り、実際に手を動かす手入れは、現状水やりのみになっています。
前回の記事に書いた通り、まき苔は10平米に実施し、庭のいくつかのエリアにまたがっています。
エリアによって日照条件も異なりますが、同じような水やり状況になっています。
2週間後の様子
こちらがまき苔前の南部の庭。
こちらがまき苔直後の南部の庭。
2週間後の様子はこちらです。
取り敢えず風で飛んで行ってしまっては無さそうです。
まだまだ、既存苔の緑色と比較すると暗いですが、まき苔直後に比べると、立体的に成長し、苔の形が形成されてきているように感じます。
ハイ苔とスナ苔の2種混合を蒔きましたが、今のところスナ苔の方が成長が芳しいようです。
一番陽当たりがきつい、アプローチ部のまき苔前はこちら。
まき苔直後のアプローチ部。
まき苔後2週間のアプローチ部。
アプローチ部は、陽当たりが強い為、朝水をたっぷりやっても、夜までにはすっかり乾いてしまっています。
それでも、少し芽吹いて緑が成長しかけているように感じます。
まき苔前の東部。
まき苔直後の東部の庭
二週間後の東部です。こちらもやはり全体的に苔が立体的な成長を始めています。
写真では分かり難いですが、同じ東部でも日が当たらない箇所の方が、苔の成育は良さそうです。
手抜きまき苔2週間後の手応え
2週間経って、経過を観察した感想は以下の通りです。
・やはり正規の手順のように、遮光がしっかりされている方が苔の成育は良好になりそう ⇒ しかし、日陰がそれなりにある庭であれば、遮光シートが無くても、成育は不可能では無さそう ・陽当たりが良い場所は、1日4回以上水やりをしないと乾燥してしまう。 ⇒ 乾燥してしまうと成育スピードは遅くなるが、定着が不可能かはまだ不明
現状、この手抜きDIYによる苔庭づくりは、理想的な成育をしているとは言えないと思いますが、全く不可能という感じでも無さそうです。
このまま、継続的に水やりを実施し、また2週間後程度に状況をご紹介していきたいと思います。
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