【雑木の庭】低木で人気のナンテン、実生株の春から初夏までの成長速度を株間で比較

実生の植物の成長記録
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本ブログでは、「設計事務所」「工務店」「造園家」三者による家づくりの経緯や暮らし方含めて情報提供していきます。
我が家は3者の方々の協業により、建築と庭の調和を評価するユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞することができました。

初めての方は【家づくり】ユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞した建築と庭が一体の土間庭の家を紹介!!の記事からご覧下さいませ。

今回は、実生シリーズの中の【雑木の庭】勝手に生えてきた11株のナンテン、縁起木として迎える1年目春の成長記録に続く、ナンテンの第二段の成長記録になります。

ナンテンは常緑の低木で、ネットで調べると1年で15㎝しか伸びないとか、1.5mまでは直ぐに伸びるとか、情報が錯綜しています。

我が家では、少しずつ季節毎に成長の様子を記録しながら、最終的には80㎝程度の樹高に抑えて管理していきたいと思います。
何年でどのくらい伸びるのか?花や実はいつ、つくのか?

本記事では前回の4月初旬から5月下旬までの成長の様子をご紹介していきます。

本記事がお勧めの人

・ナンテンの春から初夏の成長の様子が知りたい
・ナンテンの成長速度の株間の比較が知りたい
・ナンテンの成長速度と他の実生種の成長速度の比較が知りたい

勝手に生えてきた我が家の実生の植物たちの記録
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我が家の実生のナンテン

2023年5月現在、我が家では庭の各地に数多くのナンテンの実生を確認しています。
4月から増えた株も、見失った株もありますが、それぞれのエリア毎にご紹介していきます。

雑木の庭のエリア分け

和室部のナンテン

和室部に並んだ2株。こちらは4月中旬の様子です。
芽生えたばかりの葉は、少し赤身を帯びるようです。

2023年4月15日、実生1年目の我が家のナンテン

こちらが5月下旬の様子、背丈も枝葉の数も殆ど変わらず、全体的に葉が大きくなっています。
高木のモミジであれば15㎝以上伸びるだけの時間経過なので、やはりナンテンの成長速度はかなり遅いといえます。

2023年5月下旬、実生1年目の我が家のナンテン

アプローチ部のナンテン

こちらはミヤマシキミの株元の1株。
4月中旬は漸く本葉が出始めた頃でした。

2023年4月15日、実生1年目の我が家のナンテン

それが5月下旬には本葉の段数が増えています。
本葉が3段程度になるまでの成長は早いようです。

2023年5月下旬、実生1年目の我が家のナンテン

こちらは砂利の中に発生していた株の4月中旬の様子。

2023年4月15日、実生1年目の我が家のナンテン

5月下旬には段数が1段増え、葉も大きく成長しています。
砂利の中からでも成長速度は苔の中の株と変わらないようです。

2023年5月下旬、実生1年目の我が家のナンテン

南部のナンテン

南部は山桜やシラキといった高木やオトコヨウゾメやムシカリ、シラカシやソヨゴといった低木が、地表に対して樹冠を形成しているエリアになります。

こちらは苔の中にポツンと発生した株の4月中旬の様子

2023年4月15日、実生1年目の我が家のナンテン

5月下旬には倍程度の大きさまで成長しました。

2023年5月下旬、実生1年目の我が家のナンテン

こちらは朽木のそばの株。殆ど陽があたらない場所です。
4月中旬の様子です。

2023年4月15日、実生1年目の我が家のナンテン

5月下旬には3倍程度の大きさになっています。
陽に当たらなくても旺盛に成長するようです。

2023年5月下旬、実生1年目の我が家のナンテン

東部のナンテン

東部はコナラやヒサカキ、ヤマボウシやヤマコウバシ、マルバノキなどが茂るエリアになります。
他のエリアと比較すると、西日の影響を受けやすいエリアです。

こちらはヤマボウシとヤマコウバシの足元の株の4月中旬の様子。

2023年4月15日、実生1年目の我が家のナンテン

5月下旬になっても背丈は変わりません。葉が大きくなっているのみでした。

2023年5月下旬、実生1年目の我が家のナンテン

春から初夏の成長まとめ

全体的に、高木のモミジやコナラの実生株とは比ぶべくもなく、ナンテンの成長速度は遅いです。

他の実生株との成長速度の比較は、ヒサカキ>シャリンバイ>ナンテン>ヒメシャリンバイ>マンリョウ≒サツキぐらいになっています。

しかし、株毎の成長速度の個体差が大きく、ナンテン全体としての傾向はまだ不確かな所があるので、また数か月後を目途に様子をご紹介していきたいと思います。

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