今回も植物と共に暮らす楽しみである「実の鑑賞や誘鳥」シリーズとして、ガマズミやコナラの実についてご紹介していきます。
前回のエゴノキ、オトコヨウゾメとは異なり、鳥に大人気の樹種になっているようです。
ガマズミ
ガマズミの実は人間が食べても美味しく、多くの鳥達に人気のようです。
2週間程度で花を散らし、
5月初旬に花があった場所に実を付け始めました。
実が付き始めてからひと月半後、緑だった実が少しだけ色づいてきています。
あと3か月もすれば真っ赤になりますが、今年は鳥が食べに来るのでしょうか?
(昨年は来ていないように思います。。)
コナラ
雑木の王様のコナラは、ヒヨドリやメジロ等の比較的庭でよく見られる野鳥以外に、コゲラ等のキツツキも来るようです。珍しい所では、日本最小の猛禽類のツミなども。
あく抜きをすれば、比較的食べられるようです。
以前秋の庭仕事でご紹介したように、我が家では5本のコナラの高木から、1シーズンで500g以上のどんぐりが落ちてきます。
何か良い利用方法があれば良いのですが。。
拾わないと、どんどんコナラの実生株が発生してしまうので、現在は拾っては捨てています。
開花から2か月、どんぐりの赤ちゃんか、虫こぶかのどちらができています。
多分どんぐりの赤ちゃんだと思いますが。。
どんぐりといえば茶色で秋にあるものという先入観があるかと思います。
しかし夏の、帽子部分が不釣り合いに大きい、青い(緑の)どんぐりも中々に可愛いものだと思います。
1年に1m以上成長し、あっという間に高木になるコナラ。
やもすれば庭木としては敬遠されることもある樹種かと思います。
しかし、地上高と同じ程度に伸びた根は菌糸を伴い、地中に通気や水脈を施すと共に土壌を豊かにしてくれます。
水はけもぐっと良くなります。
また半日陰でないと枯れやすい雑木が多い中、高木のコナラが空に樹冠を形成して、日差しを穏やかにしてくれます。
庭の守り木として、1本植えてみては如何でしょうか?
コメント