我が家に勝手に生えてきた実生のモミジ達。
今回は、【雑木の庭】実生のモミジ2年目の半ば、幹の太さがぐっと増してきましたに続いて、約10か月振りの更新になります。
その間に数十株のモミジの内、2株は恒久的に景色として育ててみようと、年末に移植を行い、4月末の現在無事に根付いています。
【雑木の庭】モミジの移植の難しい作業、【雑木の庭】移植に苦労したモミジ達が芽吹きだしました
移植していない残りの株達は、今後の行方はまだ決めていませんが、実生のモミジが3年でどの程度成長するのか、気になる方もいらっしゃると思い、ご紹介していきたいと思います。
3年目で成長様態が急変するモミジ
実生の2年目までは、3,4株の密集して発芽したモミジ達も、そこまで枝葉は増えておらず、下草や苔が隠れてしまうようなことはありませんでした。
しかし3年目では、春の芽吹きの時点で一気に枝葉が急成長を成し遂げ、鬱蒼とした景色となってしまっています。
下の写真にて、3か所ご紹介します。
まずは1か所目の2年目時点。
これが、3年目になると、、
枝葉の増え方が、これまでの年月との線形性から完全に外れ、奥の景色が見えないまでになりました。
同じ場所を別角度から。
次は2か所目の2年目。山桜やオトコヨウゾメの前にちょこんと発生していた株達。
これが、3年目になると、、
背丈の成長は僅かですが、、日の光を求めるかのように、水平方向への枝出しが激増しています。
同じ場所を別角度から。
3か所目の2年目の様子はこちら。
これが3年目になると。。
苔が見えなくなる程、枝葉が広がりはじめました。
どうやらモミジは2年目までと3年目以降の成長の仕方は急激に切り替わるようです。
少しづつ樹形の片鱗を形成しはじめるモミジ
垂直方向だけでなく、水平方向への枝出しが旺盛になってきた3年目の実生のモミジ達。
まだ背丈は1.5m弱の株が多くを占めますが、それぞれの育ってきた環境下に応じて、樹形の片鱗を形成しはじめています。
1つ目はリビング前のモミジの成木の足元。
樹冠に守られ、3~4株が繊細な幹と枝葉の成長を見せ、涼やかな景色となっています。
2つ目はアプローチ部のモミジの樹冠の下。
3つ目はソロの樹冠の下。
これら3か所は、先に移植した株達と共に、このまま恒久的に育てていけたらと考えています。
数年後の秋の紅葉が楽しみな実生のモミジ達
植栽後2年の昨年は、二株のモミジやコナラをメインにリビングや土間からとても美しい紅葉を眺めることができました。
本日紹介したモミジ達は樹高はまだ1.5m未満が殆ど。
しかしあと3年も経てば、樹高は2.5m程度にはなり、枝葉もより景色を広げるかと思われます。
その時の景色はまだ想像がつきませんが、より面白いものになると信じて、成長を見守っていきたいと思います。
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