今回はモミジの移植について、その切っ掛け~狙い~難しかった事などをご紹介していきます。
モミジの移植の切っ掛け-大きくなった実生株の活用
我が家では作庭1年目より、実生のモミジが数十株も勝手に生えてきていました。
モミジの幼木は、根が浅い為水切れし易く、知らないうちに枯れていなくなってしまう印象でした。
しかし、我が家では作庭1年目であったことより、水やりを頻繁に実施していたせいか、発生した実生株が枯れることはありませんでした。
2年間の実生のモミジの成長記録は下記記事群になります。
実生株の成長速度は、ここ様々ですが、早いものは1年で1m以上成長し、2年目では2mに及ぶものもあらわれはじめました。
そこで、折角成長したモミジを有効活用して、庭の紅葉の景色を広げたいと思い、移植を決意しました。
モミジの移植の狙い - 煌びやかな紅葉の景色を広げる
我が家では大きなモミジは2株ですが、植栽2年目にして、想像以上に綺麗な景色を創ってくれることに気が付きました。
特に下の1枚目のリビング右半分から見える紅と黄の紅葉のコントラストがお気に入りです。
このリビング右半分の景色が、残りの左半分にも広がったら、さぞ愉しい事だろうと思い、以前に庭の杜感を増加させていく【雑木の庭】コナラやモミジの実生木や幼木で杜の景色を育てる構想の紹介という構想記事を更に拡張させていくことにしました。
具体的には、上の写真の②③④の位置に追加で2株モミジを移植していきます。
モミジの移植の難しいところ
他の植物を傷つけずに掘り取るのが難しい
まずは2m以上に成長した株の掘り取りから実施しました。
やる前は、単純にスコップで株の周りを掘っていけば良いと思っていましたが・・
実際には、下の写真のようにモミジの株の周りにはキチジョウソウ等の下草が生い茂っていて、強固に根締めされており、全然土を掘っていくことができません。
それでも無理やり力づくで掘りましたが、下草の根をぶちぶちちぎっていくことになってしまいました。
モミジの根を傷つけずに掘り取るのが難しい
理想的には掘り取りは、モミジの根が傷つかないように周囲を広く掘ると良いらしいのですが、先程の下草により赤い線の範囲程度しか掘ることはできませんでした。。
結果、モミジを殆ど引っこ抜く形になり、根がちぎれてしまいました。。
他の植物を傷つけずに植え付けの穴を掘るのが難しい
先程掘り取った株は、既存の苔エリアに植えたかったので、苔を剥がして掘ることになってしまいました。
掘った後に、どかした苔を綺麗に貼りなおすことはできませんでした。
また、もう一株は植えたい場所にも下草があり、下草を傷つけずに掘るのは至難の業と感じました。
移植するモミジを植えた後は、傷跡が痛々しいです。。
下草はすぐに増えるので、これで良しとしました。。
モミジを自立させて土を被せる作業を一人で行うのが難しい
また、植える時ですが、肥料をすき込んだり、土を被せる為にモミジを立たせておく必要があります。
このとき、モミジが勝手に自立してくれたら良いのですが、中々そうもいかないときもあるかと思います。
移植は、できれば二人以上で行った方が楽だろうと思いました。
移植後の様子
移植した株はまだ実生2年生なので、枝が生い茂って、煌びやかな景色を魅せてくれるにはまだ何年もかかりそうです。
そもそも、無事に根付いて、発芽してくれるかどうか。。
来春の様子をまたご紹介できたらと思っています。
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