【雑木の庭】紅葉を楽しむのが難しい樹種7選

樹種毎の特徴や成長記録
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ブログ紹介

本ブログでは、「設計事務所」「工務店」「造園家」三者による家づくりの経緯や暮らし方含めて情報提供していきます。
我が家は3者の方々の協業により、建築と庭の調和を評価するユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞することができました。

初めての方は【家づくり】ユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞した建築と庭が一体の土間庭の家を紹介!!の記事からご覧下さいませ。

今回は、前回の【雑木の庭】紅葉が簡単に楽しめる樹種5選【雑木の庭】紅葉を楽しむのが少し難しい樹種8選に引き続き、より難しい側の樹種をご紹介していきます。

紅葉する原理、美しくなる条件などは【雑木の庭】紅葉が簡単に楽しめる樹種5選からご覧ください。
また、紅葉を楽しめる難易度の定義については、【雑木の庭】紅葉を楽しむのが少し難しい樹種8選からご覧ください。

今回ご紹介する樹種の綺麗な紅葉が見られるようになったら、ある程度雑木の庭が完成していると言っても良い気がしています。

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ヒメシャラ

ヒメシャラは、樹形や樹皮が美しく、最も好きな落葉樹の一つです。

しかし、夏の強い日差しや西日にはめっぽう弱く、水やりを頻繁に実施しても葉焼けを防ぐことが難しいです。

2023年5月下旬、我が家のヒメシャラ

その為、植栽1年目、2年目共に紅葉前に落葉してしまっています。

ネットで検索すると、紅葉したヒメシャラはヒットするので、紅葉させるのは不可能では無さそうです。。

2022年10月中旬のヒメシャラ

エゴノキ

エゴノキは初夏におびただしい開花密度を誇る美しい落葉樹です。

実生やひこばえも良く育ち(年1.5m程度)、雑草のような逞しさを持つ一方、意外と葉焼けし易く、半日陰を好むようです。

2023年5月上旬、我が家のエゴノキ

紅葉の時期は、モミジから少し遅れてはじまるようですが、我が家では殆ど落葉してしまいました。

2023年11月下旬、我が家のエゴノキ

根と地上部のバランスが理想的に育つ、実生株でさえ、下の写真のように僅かに黄葉はしましたが、すぐに落葉してしまいました。

2023年12月下旬、我が家のエゴノキ

山桜

山桜は陽当たりが良くないと育たない、典型的な陽樹ですが、それでも最近の異常な猛暑には耐えられないようで、晩夏には葉焼けして殆ど落葉してしまいます。

2023年3月28日の我が家の山桜
8月下旬頃の山桜

晩夏後、9月頃に僅かに樹勢を取り戻し、新芽が噴き出てきます。

晩夏に新芽が出始めた山桜

植栽2年目では、この晩夏の新芽が少しだけ紅葉し、直ぐに落葉する様が見られました。

2023年11月下旬、僅かに紅葉した我が家の山桜

ムシカリ

ムシカリは我が家の植栽の中で、最も日当たりに弱く、5月の開花後にあっという間に葉焼けして落葉します。

それでも植栽2年目の今年は、晩夏から新芽がいくつか芽生え、秋にはほんの僅かばかりの葉が紅葉してくれました。

2023年11月下旬、我が家のムシカリの紅葉

シロモジ

シロモジは耐暑性が強いとよく書いてありますが、我が家でのここ2年での観察ではそうではない気がしています。

殆ど陽があたらない場所に植えてあるのですが、葉焼けをし易く、落葉も早いです。

但し、今回ご紹介している紅葉が難しい樹種の中では、最も紅葉は見やすいかと思います。

2023年11月下旬、我が家のシロモジの紅葉

クロモジ

クロモジは半日陰から陽当たりが良い場所で育つ樹種とのことです。

が、植栽数年以内では、根と地上部のバランスが十分でないのか、多少の陽当たりで葉焼けし落葉してしまいます。

今年は日陰に植えてある株のみ葉が秋まで残り、僅かな期間のみ黄葉してくれました。
(写真は撮り忘れました)

2023年晩夏の我が家のクロモジ

アズキナシ

アズキナシはそれほどメジャーな樹では無いですが、バラ科というだけあって、春にはかなり綺麗な花を多く咲かせます。

2023年4月初旬、我が家のアズキナシ

但し、西日をはじめとした陽当たりにはそれほど強くなく、実が充実する10月頃には殆ど葉焼けしてしまい、紅葉を見ることなく落葉しがちです。

2023年10月我が家のアズキナシの結実と葉焼け

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