今回は植栽1年目の雑木の庭で、真夏までは青々と元気だったエゴノキの食害と、その対策についてご紹介していきます。
この一年の食害の振り返り
我が家の雑木の庭は、2021年の年末にJINENGARDENさんに植栽頂き、春の芽吹きからはじまり、現在紅葉へと秋を深めていっています。
全ての落葉樹の紅葉が見られたらと、願っていますが、夏が終わるまでにいくつかの植栽が食害にあっています。
但し、下記の記事の様に秋に新芽を出しはじめ、再生もはじまっていますが。。
少し振り返ってみたいと思います。
シャラ
初めて食害に脅威を感じたのはこのシャラの被害でした。
水やり中に違和感に気付き、たった1日で1枝の大部分の葉が無くなっていました。
たまたまお食事中のコガネムシに気付き、コガネムシの脅威に気付くことができました。
コガネムシは、アースジェットの長時間噴射でなんとか防除しましたが、逃げられる可能性もあるので、「虫ころり」等より強力な殺虫剤の方が適していそうです。
クロモジ
クロモジも梅雨時期から夏にかけて盛大に食害にあっています。
今現在、どの虫の被害かはまだ分かっていません。
オルトランDXでは防ぎきれない類の種のようです。
ムシカリ(オオカメノキ)
ムシカリはその名前の由来のごとく、虫に喰われやすいようでした。
今現在、どの虫の被害かはまだ分かっていません。
ただ、水やり時に葉水をやると虫が散らばっていくので、蛾など中を飛ぶ系統からの食害かと思われます。
アブラチャン
アブラチャンもよく食害にあっています。
今現在、どの虫の被害かはまだ分かっていません。
これまでの食害に対する防除の考え方と問題点
今までは、
「食害に気付く」⇒「虫を発見する」⇒「被害の大きさに脅威を感じる」⇒「虫を防除する」
という流れで防除してきました。
つまり、食害の原因を発見し、実害の大きさを認知して初めて対策をするという考え方でした。
しかし、この後手後手の対策にはいくつか問題があります。
今後の食害の許容値の考え方は?
今現在の食害におけるダメージは、葉が一部か大部分が落ちてしまい、見た目がよろしくなくなるというものです。
植栽が枯れるかどうか?ということまでには至っていないように思います。
見た目だけに関わるならば、自分が許容値を決めれば良い気もしますが。。
この許容値に関しては、今後の食害対策の勉強と、実働の労力にも関わってくるので、単年では答えがさせなさそうです。
植栽も二年目、三年目になってもっと調子が出てくれば耐力ももっとついてきて、状況も変化するかと思います。
今後のより良い食害対策の考え方
食害の許容値をまだ決められないとはいえ、現状後手後手の対策及び、原因不明に対してはされるがままになっているので、今後勉強してゆき、考え方を構築していきたいと思っています。
この考え方については、次第別途まとめて記事にしたいと思います。
蛾(シャクガ?)によるエゴノキの食害
前置きが長くなってしまいましたが、本記事の本題に入ります。
真夏までは青々と元気だったエゴノキでしたが、9月に入り、葉がどんどん落ちて来てしまいました。
まだすっかり裸というわけでは無いですが、このままでは紅葉が見られなくなると危機感を感じました。
エゴノキの食害は蛾が原因?
葉をよくみてみると紅葉の準備とは言えない、病的な変色がみられます。
葉水をすると蛾が、大量に飛び立ちます。
蛾が直接葉を食べている様子は見れていませんが、これは蛾による食害ではないかと推察しています。
googleレンズでは、シャクガと出てきました。
葉水による対策は効果なし?
水やり時に葉水をすると、一応一回は蛾が飛び立っていなくなるので、二週間ほどは葉水で様子見をしていました。
しかし一向に蛾の数は減らないし、落葉していくのを止められませんでした。
ベニカXファインスプレーで蛾がいなくなった
殺虫剤系を使うしかないかと思い、キノコバエ対策で即効性も持続性もあった、オルトランDXが最初に頭に浮かびました。
しかしオルトランDX粒剤は、成分を植物が地中から吸い上げて効果を発揮するタイプであり、有効な高さに制限がある為(1m強?)、効果が出ないと思い止めました。
そこで、脚立を使って枝全体にスプレーでき、効果の持続性もうたわれているベニカXファインスプレーを試してみることにしました。
スプレーをして1週間経ちましたが、現在無事に蛾はいなくなりました。
このまま大事に見守っていき、何とか紅葉が見られるようにしていきたいと思います。
ベニカXファインスプレーは食害の予防にも使えそう
ベニカXファインスプレーは植物へ危害を与えるような薬品では無い為、その持続性に期待して食害の予防にも使えそうな気がしました。
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