我が家では下記の記事達の通り、意図していなかった実生のモミジ達が数十株程度発芽しています。
JINENGARDENさんの通気水脈づくりや、樹冠形成のお陰で、水やりだけのお世話で、3月末から9月までで、1m程度まで成長している株も存在しています。
夏が異常に長かった2022年水やりを行ってきましたが、十月に入りやっと暑さも落ち着いてきたので、天気任せに移行をはじめようとしています。
そんな最中、折角生育を見守ってきたモミジ達の一部が、葉が白くなる「うどんこ病」にかかってしまったようなので、その状況と対策を本記事にてご紹介していきます。
うどんこ病が発生したエリア
我が家の庭は大きく分けて、下のように5つのエリアに分かれています。
各エリアについては、下記記事達で詳細に紹介していますので、宜しければご照覧下さいませ。
今回うどんこ病が発生したのは、「アプローチ部」の下の写真のモミジ達。
6m程度の株立ちのコナラに守られてはいますが、他のエリアに比べると、陽当たりが少し厳しい場所でした。うどんこ病は乾燥が大敵らしいので、不利な条件のエリアだったようです。
このエリア全体の株が少しづつ白くなっているのですが、最も背が高く成長している株に焦点を当ててみます。
根本付近が一番分かり易く白く変色しています。
うどんこ病とは?
感染の仕方
ウィキペディアより引用です。
原因菌は ウドンコカビ科(英語版) (Erysiphaceae) に属する子嚢菌(一部は有性生殖が確認されていないために不完全菌に分類される)で、その種類は植物種によって異なる。
WIKIより
ウドンコカビ菌が原因ですが、感染する植物ごとに種類が異なり、異植物へは感染できないようです。
発生時期
感染すると白い胞子を発生させますが、この胞子は涼しく、乾燥した条件で発芽率が高まるそうです。なので、春、夏に発生し易いそうです。
症状
以下住友化学園芸さんからの引用です。
なんとなく全体がうっすら白くなり、次第に濃くなりうどん粉をまぶしたようになる症状が葉や花首に発生します。葉の表面が覆われると光合成が阻害されたり、葉から栄養を吸収されるので生育不良になり、花が咲かない、野菜では食味が低下する、果実が肥大しない、ひどい場合には枯死するなどの被害があります。
住友化学園芸HPより引用
最悪枯れさせてしまうとのことなので、紅葉が楽しめないどころでは無いようです。
防除する必要がありそうです。
防除薬剤
・「自然農薬」植物に負担を掛けたくない場合、重曹や酢、木酢液などが有効なようです。
・「市販薬」蛾の防除でも使用したベニカXファインスプレーが有効なようです。
簡単に手に入る薬剤で対応が可能なようで、手持ちでベニカXファインスプレーがありましたので使用してみました。
うどんこ病は早期発見、早期治療が有効な病気とのことです。
一度感染した葉は治療後も元には戻りませんが、感染の拡大を防ぐことができます。
日々感染していないか、観察をすることが重要なようです。
以上になります。処置の経過はまた別途ご紹介したいと思います。
対策後の処置経過−根本対策は水遣り頻度の増加
ベニカファイン使用後、すぐにうどんこ病の拡大は止まりました。
しかし、二週間後位からまた再発しています。
その後ベニカファインの再散布後、実生のモミジへの水やり頻度を増やしたら、うどんこ病の再発は無くなりました。
今のところ全て我が家でのうどんこ病の根本対策は、モミジを乾燥させないことのようです。
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