【雑木の庭】春から初夏のアブラチャン、アセビ、コバノズイナ、コマユミ、サワフタギの成長速度

樹種毎の特徴や成長記録
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本ブログでは、「設計事務所」「工務店」「造園家」三者による家づくりの経緯や暮らし方含めて情報提供していきます。
我が家は3者の方々の協業により、建築と庭の調和を評価するユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞することができました。

初めての方は【家づくり】ユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞した建築と庭が一体の土間庭の家を紹介!!の記事からご覧下さいませ。

今回は、【雑木の庭】春から初夏のコナラ、ムクノキ、ヒメシャリンバイ、オトコヨウゾメの成長速度に引き続き、アブラチャン、アセビ、コバノズイナ、コマユミ、サワフタギの成長速度の実観測結果をご紹介していきたいと思います。

今回は、コマユミ等のように樹形を整える為に、毎年剪定を必要とする樹種を含む為、純粋な樹高としての成長速度とは関連しない観測結果も含みます。
そのような成長の特徴も含めてご紹介していきます。

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アブラチャン

クロモジ属のアブラチャンは、3月に開花し、4月初句にはその年の新芽が枝先に芽生え、枝を伸ばしていきます。

2023年4月初句の我が家のアブラチャン

下は5月初句アブラチャンですが、花後に緑の実がついており、その先が今年伸びた枝になります。
その長さは7~8cm程度。1年では20~30cm程度になりそうです。

この結果から、樹高が最大5m程度のアブラチャンの成長速度は比較的遅いということになります。

アセビ

常緑低木樹であるアセビは最大樹高4m程度。
3月初旬に開花したときの全体写真は下のようでした。

2023年3月上旬、白い花を咲かせた樹高2m程度のアセビ

これが5月の上旬になるとしたのように成長しました。
明らかに枝が増えています。

2023年5月上旬のアセビ

今年新しく枝が伸びた部分は、下の写真の枝先の5cm程度。
古い葉の根本から先の部分になります。

2023年5月上旬のアセビ

小さい株のアセビの方が、成長の様子は分かり易く、下の写真の枝と葉が赤い部分が今年発生した枝になります。
その長さは7㎝程度。1年では20㎝程度の成長になりそうです。

アセビも成長速度は遅い方といえそうです。

2023年4月下旬のアセビ

コバノズイナ

落葉低木樹であるコバノズイナ。最大樹高は1.5m程度。

この四月初旬に芽吹き始め、5月初旬に開花しました。

2023年4月初旬、我が家のコバノズイナの様子

今年新たに枝を伸ばした部分は、花が咲いていない頭頂部あたり。

2023年5月下旬のコバノズイナ

拡大すると、下のようになっています。
長さは40㎝程度。

最大樹高が1.5m程度なのに、僅か2か月でとてもよく伸びています。
剪定しなくても自然に樹形が整う樹種とのことなので、この伸びた部分は樹高になるのではなく、水平方向に垂れ下がる様に伸びていくことが予想されます。

そのような成長形態であれば、この1年であと80㎝程度枝が伸びるのも納得がいきます。

成長速度の樹高への換算は難しい所ですが、ネットではコバノズイナの成長速度は比較的早いとかいてあります。

2023年5月下旬のコバノズイナ

コマユミ

落葉低木樹のコマユミ。
秋にはモミジの次に美しい紅葉になると紹介しましたが、、、

2022年秋の我が家のコマユミ

開花を迎える4月下旬頃には、枝が伸び放題で樹形を大いに乱してしまっています。

2023年4月下旬のコマユミ

樹高最大3mの低木にも関わらず、この2か月で30㎝も伸びています。
ネットに書いてある成長速度、30㎝/年というのは一体なんなのでしょうか?

コマユミの枝は、任意の長さに切り詰めても問題ない様なので、JINENさんがお手入れに入られる時に、ざっくり切られているかもしれません。

2023年4月下旬のコマユミ

サワフタギ

落葉低木樹のサワフタギ。
4月上旬頃に目立ち始めていた蕾は、この春に発生した枝から芽吹いてきていました。

2023年4月上旬のサワフタギ

なので、今年になって伸びた枝は、下の枝の色が緑色の部分になります。
長さは10cm程度。
年間の成長は20~30㎝程度でしょうか。

成長が遅い分類の樹種と言えそうです。

2023年6月上旬のサワフタギ

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