今回は、中高木の引き立て役として真価を発揮する低木のコバノズイナの、芽吹きから開花までの様子をご紹介していきたいと思います。
病害虫にめっぽう強く、萌芽力が強いが自然に樹形も整うという、手間暇を掛けなくても良い低木として人気の樹種になります。
コバノズイナの開花
コバノズイナの芽吹きから開花までの様子
落葉樹であるコバノズイナが芽吹き始めたのは2023年は4月初旬の頃でした。
ヒメシャラの根本が少し賑やかになってきています。
葉が芽吹いてから1週間後、蕾が顔を出し始めています。
葉が芽吹いてから2週間後、葉と蕾の大きさが同じくらいまで成長しています。
葉が芽吹いてから3週間後、蕾の大きさが葉を超しました。
葉が芽吹いてから5週間後、今すぐにでも開花しそうなほど蕾が膨らんできました。
コバノズイナの花を知らない人がみたら、これでもう開花しているように見えるかもしれません。
葉が芽吹いてから6週間後、ついに開花がはじまりました。
蕾が開くと、意外と華やかになります。
普段は中高木の引き立て役のコバノズイナですが、この開花シーズンだけは主役になります。
また、下草の中にあっては自然に整う樹形が景色のアクセントとして美しく映えます。
以上になります。初夏の花はあとはカルミア、サツキ、シャラ、ヒメシャラ、花筏を残していますが、次回は2年目に入った実生のモミジの成長具合をご紹介していきたいと思います。
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