今回は【雑木の庭】一年育てて実感!!10種の低木が好きになる是非植栽を勧めたい理由まとめ前半でも書いていますが、低木で最も好きなアセビについて、3月に入り長い花期を迎えたので、その様子をご紹介していきたいと思います。
アセビの植生
アセビは万葉集でも10首ほど歌が詠まれているそうで、日本人に古くから親しまれてきました。(wikiより)
四季を通じて美しいアセビの姿
梅雨
【雑木の庭3】設計事務所で建てた家の雨上がりの朝の土間庭の暮らしにて紹介しましたが、常緑樹であるアセビですが、梅雨時期は最も葉が青々美しい時期です。
荒に雨の雫を朝日と共に纏うことで、はつらつとした輝きを見ることができます。
初夏
アセビの葉のツヤは、光との相性が非常に良く、特に夏の黄昏時のライトアップの時が最も美しくなります。
真夏
7月末といった真夏には、雨の日の後などは、どんどん新芽が伸びてきます。
在来の葉より色が淡く、そのコントラストに若々しさを感じて可愛いです。
晩夏
【外観写真】雑木の庭の3つ目の見所!!西日が柔らいできた晩夏の夕景12選でも紹介しましたが、真夏の強い日差しにも耐えうるアセビは、西日によって葉が薄く透かされ、実も稲穂の様に輝き美しさが際立ちます。
冬
【雑木の庭】紅葉に積雪、実生のモミジやコナラが創る希少な季節の混在風景(動画有り)でも紹介しましたが、真冬でも青々とした葉を残すアセビは、積雪との色の相性も抜群に良いようです。
株毎で色の違いを見せるアセビの花
正直、アセビの花期を気にしていなかったので、寒緋桜やオトコヨウゾメなど冬芽が目立っていた植栽に注目している隙に、一気に咲いてしまったという感じでした。
植栽1年目の昨年は、アセビは多分咲いていないか、咲いても気付かなかったので、今年初めての花期の観察になります。
まずは白い花を咲かせた樹高2m程度のアセビから。
まだ満開ではなさそうなので、花が多い部分のアップも。
次は樹高1m程度、赤い花を咲かせたアセビ。
花の咲く盆栽として重宝されているだけあり、房あたりの花の密度は非常に高いです。
アセビの花期は長いらしいので、これから更に房が増えていくかどうか、楽しみながら観察を続けていきたいと思います。
新芽が伸び出したアセビ
開花から4週ほどを経て、新芽の発生が盛んに始まりました。
常緑のアセビの葉が一気に新しくなっていきます。
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