【雑木の庭】エゴノキのひこばえと実生の成長速度と初めての開花までの期間

樹種毎の特徴や成長記録
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本ブログでは、「設計事務所」「工務店」「造園家」三者による家づくりの経緯や暮らし方含めて情報提供していきます。
我が家は3者の方々の協業により、建築と庭の調和を評価するユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞することができました。

初めての方は【家づくり】ユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞した建築と庭が一体の土間庭の家を紹介!!の記事からご覧下さいませ。

今回はエゴノキのひこばえと実生について、成長速度と初めての開花までの期間についてご紹介していきます。

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エゴノキの魅力、特徴

開花密度が高く華やか

開花密度が非常に高く、初夏の主役となるエゴノキ。
その開花の様子と、基本的な植生については以前にご紹介しています。
【雑木の庭】初夏の花の主役、満開に蜜蜂も喜ぶエゴノキの開花

2023年5月上旬、我が家のエゴノキ

成長速度は早いが、背は低めで止まり、鬱蒼とし難い

エゴノキの成長速度は【雑木の庭】春から初夏のアオキ、アズキナシ、エゴノキ、シラカシ、シロモジの成長速度でご紹介しましたが、1年で年間1.5m~2mとコナラに続いて早い方になります。

しかし、樹高は住宅地では4~5m程と程よい高さで止まります。

また、葉の大きさがコナラに比べて3周り程度小さい為、鬱蒼とし難い特徴があります。

エゴノキのひこばえと実生の成長速度

ひこばえの成長速度

通常ひこばえは、根が成木のレベルを出発として、地上部が発生しはじめます。

なので、成長速度は通常の成木や実生より早い印象を持っていました。
今回観測するエゴノキのひこばえは、植栽から3年目の初夏。

どれほど成長しているのでしょうか?

まずは庭に出て正面からの観測。

植栽3年目のエゴノキ、20240504撮影

正面からは、どれが成木でどれがひこばえか分かりませんでした。

次はエゴノキの裏面、リビング側からの観測

植栽3年目のエゴノキ、20240504撮影

青くマークアップした3本がひこばえになります。
植栽後すぐに発生したひこばえなので、3年目に入っています。

ひこばえの樹高は植栽された成木と同じ程度まで成長し、3.5m程度になっています。

根元の写真はこちらの同じく青くマークアップした箇所。

植栽3年目のエゴノキ、20240504撮影

樹高は成木と同程度でしたが、幹の太さはまだ1/3程度になります。

実生の成長速度

実生のエゴノキの成長はどうでしょうか?

先のひこばえが発生したのと同時期に発芽している為、比較がし易いです。

実生3年目のエゴノキ、20240504撮影

青くマークアップした箇所がエゴノキになります。

先程のひこばえと同じ程度、3.5m程度まで成長しています。
実生の成長速度は個体差が大きい為、一般化はできませんが、今回の比較ではエゴノキのひこばえと、実生の成長速度は、同じ程度という結果になりました。

エゴノキのひこばえと実生の初めての開花までの期間

ひこばえの発生から3年目の5月。

下の通り初めての開花を確認しました。

どうやらエゴノキのひこばえは、発生から3年目で開花することができるようです。
ブルベリーのひこばえが1年目から花を咲かせることができるのに比べれば遅いですが、樹木の中では早い方なのでは無いでしょうか?

植栽3年目のエゴノキのひこばえの開花、20240504撮影

一方実生は、、、

3年目に入りましたが、花は咲いていません。。

しかし、エゴノキは7~8月に花芽ができるようで、この時期に強剪定してしまうと翌年に花が咲かなくなるようです。

この実生株は、昨年は1年を通してかなりの頻度で剪定してしまっていたので、そのせいで今年は開花しなかったのかもしれません。

実生3年目のエゴノキ、花期だが開花せず

まとめ

エゴノキはひこばえや実生が3年目程度で樹高が成木に近づき、ひこばえが花も咲かせることが分かりました。

小さな苗や、種から育てても、短期間で観賞が楽しめるまで成長し、水遣りや剪定の手間が少ないエゴノキは、庭木の一つの理想ではないかと思いました。

ヤマガラやジョウビタキも誘鳥してくれます。

これで、紅葉も簡単に楽しめれば言うことが無いのですが。。。
【雑木の庭】紅葉を楽しむのが難しい樹種7選に書いた様に、エゴノキは日当たりに耐える陽樹ではありますが、葉焼けし易く、紅葉するまえに落葉しがちです。。

無事に紅葉が楽しめるまで成長したら、またご紹介したいと思います。

2023年11月下旬、我が家のエゴノキ

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