【家づくり】設計事務所で建てた家の、気兼ね無く快適に暮らす為の間取りのポイント10選後半

設計事務所による土間庭の家 間取り 家づくり
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今回は前回に引き続き間取りのポイント10選の後半になります。

本記事の前提

住宅の建築費が高騰し、コンパクトで凹凸が少ない住宅を建てる流れがある

【前回】コンパクトにする為に、兼ねる間取りを選択する手段がある

【今回】凹凸が少ない形として、直方体の住宅形状を選択する手段がある

本記事の目的

前提であげたようなコストミニマムな考え方を踏まえつつ、
兼ねない間取り、L字型形状の快適さを紹介し、これから住宅を建てられる方々への一つの参考例として頂けたらと・・
(一部生活動線についても記述しています。。)

【前回】ポイント①~④で兼ねない専用化した間取りの快適さ。必要十分なコンパクトな部屋の寸法。

【今回】ポイント⑤~⑧は整理した生活動線による快適さ。

【今回】ポイント⑨⑩はL字住宅形状の機能による快適さ。塀と比較したコスト。

本記事の要約

本記事である後半部は⑤~⑩の「生活動線」と「L字型形状」について記述します。

基本的な考え方は、生活動線を工夫することで、「効率的に動け」「快適に、気兼ねなく」、暮らせる生活を実現することです。

①洗面と脱衣所は分ける
 ⇛ 脱衣所使用時でも気兼ね無く洗面を使用できる

②物干しは風呂場や脱衣所やリビング等で実施せず、独立した部屋とする 
 ⇛ 物干し時も部屋の景観を保てる。気兼ね無く来客を迎えられる。

③タオル・部屋着・下着類の収納は脱衣所に設ける
 ⇛ ファミリークローゼットをコンパクトにできる。生活動線を短くできる。

④ファミリークローゼットを独立した部屋とする
 ⇛ 着替を気兼ね無くできる

⑤脱衣所、物干し部屋、ファミクロは近接させる
 ⇛ 洗濯動線が短く快適

⑥トイレは玄関やリビングから遠ざける
 ⇛ 音漏れ等気兼ね無くなる

⑦洗面は玄関から他の部屋を経由せずに行ける ⇛ ただいま手洗いとして快適

⑧土間は門扉最近接で玄関を経由せずに行ける ⇛ ふとした来客時に気兼ね無く使ってもらえる

⑨L字型の家で、庭内に外部の視線が無いようにする(防犯はカメラ等のセキュリティシステム等でも対応) ⇛ 気兼ねない庭時間を過ごせる

⑩L字型の家で、西日が庭や窓に当たらないようにする ⇛ 人や植栽が快適に過ごせる

それでは詳細をご紹介していきます。

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⑤脱衣所、物干し部屋、ファミクロは近接させる

下に間取り図を載せました。

洗濯乾燥機がある脱衣所と物干し部屋、ファミクロが近接しており、洗濯動線は短くなっています。

間取り

⑥トイレは玄関やリビングから遠ざける

色々な制約があって、トイレを玄関やリビングの傍に置くこともあるかと思います。。

我が家は上の間取り図の通り、玄関、リビングから遠い配置になっていますので、気兼ねなく使用できています。

お客さんにとってもこの方が良いと思います。

⑦洗面は玄関から他の部屋を経由せずに行ける

これは下の記事でも触れていますが、住人にとっても、来客にとっても、使用しやすい玄関に入ってすぐの配置にあるのは便利だと思います。

⑧土間は門扉最近接で玄関を経由せずに行ける

こちらも下の記事で触れていますが、我が家はコンサバトリーやサロン的な場所として、門扉を抜けアプローチの左側にまず土間がある配置になっています。

写真と動画を下に載せておきます。

この場所は何に使うのですか??とよく聞かれたりしますが・・笑
意外と家の中に入るまでもない来客の用事だったり、ちょっとした休憩だったりにも活躍する場となっています。

土間の配置写真

玄関に入る必要が無く、オープンな場所なので、半パブリックな場所として気兼ねなく使い勝手が良いです。

⑨L字型の家で、庭内に外部の視線が無いようにする

カーテンを開けられる生活と同じくらい、庭を外部からの視線を無くして気兼ね無く使える場所にすることは重要だと思っています。

L字にすることで、下の写真のように、四方の内二辺を3.5m以上の目隠しで囲えます。

これによって我が家では板塀も併せて、気兼ねない庭での生活を送ることができています。

L字型形状

コスト面では、L字にすることで、直方体と比較して基礎や屋根や壁が増える分不利にはなります。。

が、、3.5mの塀を十数m追加で造作するコストと比較するとどうでしょうか?

多分3.5mの塀なんて、200万でもきかないかもしれませんね。。

プライベート空間を確保する為のコストと考えると、L字型形状は悪くない選択かと思います。

⑩L字型の家で、西日が庭や窓に当たらないようにする

これは⑨の外部からの視線とニアリーですね。

⑨の写真のようなL字形状で、西日を防ぐことが可能になりました。

以上で、前半と併せて気兼ね無く快適に暮らす為の間取りのポイント10選は終了となります。

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