【家づくり】テレビを見ながら食事する人必見。リビング小上がり畳ダイニングがお勧めな5つの理由!

家づくり
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本記事の前提

我が家では食事をする為だけの専用のダイニングスペースは設けませんでした。
それはダイニングスペースに関する以下の体感に基づき、決めた間取りでした。

独立したダイニングスペースを設けなかった理由

・これまで実家等では、専用のダイニングスペースはあったが、段々使用頻度が減っていった
・テレビがリビングにあったため、リビングテーブルで食事を取ることが多くなったことが理由

食事中にテレビをみながら、あーだこーだ言いあう生活習慣の想定が有り、下記3点のダイニングスペースへの要求が生まれた結果、「リビング内の上がり畳ダイニング」という間取りが生まれました。

小上がり畳ダイニングに至った要求事項

・テレビを見易いリビングにダイニングスペースを設けたい
・リビングにダイニングスペースを設けるならば、何か特別感が演出できる設えにしたい
・慣れ親しんだ床座生活を満喫したい

ですので、本記事は、下記のような方々に特にお勧めの記事になります。

本記事の前提及び本記事がお勧めな方々

「テレビを見ながら食事をする」「テレビを複数設置はしたくない」「ダイニングスペースを食事以外にも活用したい」という要求がある方々

小上がり畳ダイニングがおすすめな理由

広々としたリビング空間にできる

ダイニングをリビング空間の一部と考えると、リビングを広々ととる事ができます。
LDKという間取りのくくりで考えると、D(ダイニング)の6~8畳分が必要なくなります。

その分広がった空間の効用としては、下記を挙げられます。

ダイニング分広がったリビングの効用

・お客さんをリビングに通した時、小上がり部分かソファー部分か居場所を選択してもらえる
・一番景色も良く、テレビも良く見えるリビングで食事がとれる
・家具などを置いても十分な余白が生まれ、人が居ても行き来し易い
・ヨガマット等を置くスペースが十分ある
・単純にリビングの容積が増えて解放感が得られる

我が家のリビングダイニング
設計事務所による土間庭の家 吹き抜け
我が家のリビングダイニングを2階から眺めた様子

床座生活を楽しめる

普段のだらだら過ごす居場所として、日本人はソファーや椅子より、床に座る方も多いかと思います。
また、小上がりであれば、普通の床面よりも整った気分で、抵抗感なく横になって寝ることもできます。

畳ならばなおのこと柔らかく、気兼ねなく横になれます。

ダイニングに特別感が得られる

小上がりという一段高さを変えた空間は、「ハレ」を感じさせる特別感を演出することができます。

例えば下の写真は、暗がりの時間帯に、雑木の庭と小上がりをライトアップにより、特別な食事の時間の演出をしています。

リビングからライトアップした庭を眺める様子

また、小上がりの畳は日本の伝統的な行事とも相性が良く、月見の時間も盛り上げてくれました。

リビングダイニングで月見をする様子

子供を遊ばせるスペースを手近にできる

これは小上がりの和室をリビングに併設する一般的な理由かと思います。

リビングに併設では無く、リビング内に小上がりを設けてしまえば、より一層家事の手の届く範囲に子供を置いておくことができるかと思います。

テレビを置くレイアウトの自由度が高くなるテレビの台数を減らせる

これは、なぜ小上がりの畳ダイニングかという理由になります。
下の写真では、リビングに一台のみテレビを設置しています。

このテレビ、ダイニングテーブル、ソファーの配置だと、どこからでもテレビは見やすく、外の景色も心地よくなります。

しかし、例えばダイニングテーブルが座卓では無く、通常のテーブルであった場合、ソファーに寝ころびながらテレビを見ることはできなくなります。
視線にテーブルや椅子が目に入ってしまうからです。

座椅子も視線を邪魔しないように、座卓の高さを背もたれが超えないように選定をしました。

高さ方向の空間使用率が低い小上がりの畳ダイニングにすることで、視線を妨げないレイアウトを構成し易くなり、結果テレビの台数を減らすことができています。

我が家のリビングダイニング

お勧めの仕様

以上、小上がりの畳ダイニングをお勧めする理由を挙げてきましたが、最大限その効用を活かす為のお勧めの仕様を記述してみます。

広さ

お勧めの広さは8畳です。

8畳あると6人用のテーブルを置いても何人かがゴロゴロできるスペースが余ります。
筋トレなどするときにも重宝できるスペースになります。

我が家のリビングダイニングを階段から眺めた様子

8畳より小さいと、小上がりをダイニング用途以外で使用するのが難しい、若しくはテレビとの距離が近すぎることになります。
リビング内に設ける意味が半減してしまいます。

高さ

高さは見栄えを優先するなら15cmがお勧めです。

15cmより低いと小上がりの意味が無くなります。

15cmより高いと収納棚を設置できるメリットはありますが、小上がり空間に唐突感が出てしまい、リビング内に設けるには違和感が出てきます。

畳の種類

琉球畳がお勧めです。最近は様々な色がありますが、あまり奇抜な色でない方が良い気がします。

框の形状と色

小上がり空間をリビングに唐突感無く馴染ませるには、框は、直角に床に落ちるより、L字で床に落ちるほうがお勧めです。

また色は床材と同系統の方が良い気がします。

キッチンからの配膳経路を最短にする

ダイニングとキッチンは近ければ近いほど配膳や片付けの労力を減らすことができます。
昨今ではキッチンとダイニングテーブルを横づけにしたような間取りも流行りになっているくらいです。

この問題を解決する為には、キッチンをペニンシュラ型にしてカウンター越しにダイニングスペースを設けるか、キッチンをアイランドタイプにしてダイニングスペース隣接するのが良いかと思います。

キッチンからリビングダイニングを眺めた様子

小上がり畳ダイニングのデメリット

勿論小上がり畳ダイニングも良い所ばかりではありません。

デメリットも存在しますが、この10か月程度生活してみて、デメリットを克服する方法や許容度なども体感しましたので、ご紹介します。

ルンバなどロボット掃除機が使えない

これはどうしようもないデメリットです。もっと高機能なロボット掃除機がでるまで、あと数十年程度諦めるしかありません。

座椅子が苦手な人には座り難い

座椅子は足を折りたたんで座る必要があり、苦手な方もいらっしゃるかと思います。

そのような場合に備えて、下の記事の様に通常の椅子と座椅子の中間の低座椅子を用意するのがお勧めです。

こちらであれば、座りやすい上に、畳空間にも馴染むデザインとなっています。

和室と低座椅子

小上がりのヘリでつまづく

これは見栄えを優先して、小上がりの高さを15㎝に抑えた弊害になります。
もっと高い30cmなどにすると逆に段差に気付きやすくつまづかないようになるそうです。

ただ、ここ10か月でつまづいたのは1回から2回しかないので、許容できるデメリットかと思います。

洋風の家には似合わない・・かも

これは多分そうなんでしょう。。

一斉に食事をしない家庭に向かない

家族で食事をとる時間が異なる場合、少し不都合が生じるかもしれません。

ダイニングスペースで食べる時間と、ソファーでテレビをみる時間が重なった場合です。

若干ソファーからはテレビが見難くなるかもしれません。

そのような時は、リビングの片隅に、小さなテーブルを置いておくと良さそうです。
我が家ではこの小さなテーブルの空間をファミリーダイニングと呼んでいます。

設計事務所で建てた家の土間 ペンダントライト
ファミリーダイニング

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