正月飾りの縁起物として、センリョウと共に重宝されるマンリョウ。
今回は植栽2年目にして、初めて開花しましたので、その様子をご紹介していきたいと思います。
センリョウと名前は似ていますが、花は全く似ておらず、同じヤブコウジ属のヤブコウジとそっくりの花を咲かせます。
しかし冬に実をつけている様子はセンリョウに似ているのが、マンリョウの面白い所ですね。
マンリョウの植生
マンリョウの開花の様子
マンリョウは冬から6月まで、殆ど動きがありませんでした。
センリョウの開花が進んだ6月上旬に漸く蕾を付け始め、6月下旬に開花を迎えています。
花の形は同じサクラソウ科ヤブコウジ属のヤブコウジとそっくりです。
驚くべきは、今年芽生えたばかりのひこばえに、もう花がついていることでした。
他の植栽達は、どんなに早くても、芽生えから2年目以降にしか開花していないかと思います。
冬の飾りとして使うときの注意点
【雑木の庭】万両・千両・十両など正月の縁起モノの、植生に基づく剪定ポイントの紹介にも書きましたが、マンリョウはセンリョウより萌芽力が弱い上に、成長速度も遅いので、冬の飾りとして剪定するときは、垂れ下がった実の部分だけを切り取った方が良さそうです。
もし実と共に、幹ごとカットしてしまっても、実生株がそこかしこに生えてきているはずですし、その株たちは数年以内に開花も結実もしてくれるので、そちらを活かしていっても良いかと思います。
コメント