本ブログでは、「設計事務所」「工務店」「造園家」三者による家づくりの経緯や暮らし方含めて情報提供していきます。
我が家は3者の方々の協業により、建築と庭の調和を評価するユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞することができました。
初めての方は【家づくり】ユニソンフォトコンテストで最優良賞を受賞した建築と庭が一体の土間庭の家を紹介!!の記事からご覧下さいませ。
正月飾りの縁起物として、センリョウと共に重宝されるマンリョウ。
今回は植栽2年目にして、初めて開花しましたので、その様子をご紹介していきたいと思います。
センリョウと名前は似ていますが、花は全く似ておらず、同じヤブコウジ属のヤブコウジとそっくりの花を咲かせます。
しかし冬に実をつけている様子はセンリョウに似ているのが、マンリョウの面白い所ですね。
・マンリョウの植生が知りたい
・マンリョウの開花の様子が知りたい
・マンリョウを冬の飾りとして使うときの注意点が知りたい
マンリョウの植生
・サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木
・樹高は最大1m程度
・漢字は万両
・センリョウより美しく鑑賞価値が高いとして万両と名付けられた
・花期は7月
・花言葉は「寿ぎ」「財産」
・花が落ちる前に、緑色の実をつける
・実は11月頃に赤く熟し、ヒヨドリやメジロの餌となる
・実は人間にとっては不味い
・日陰から半日陰で育つ
・病害虫はうどん粉病や黒星病に気を付ける
・実生で育つ。鳥散布型の為、庭のあちこちで勝手に芽吹く。
マンリョウの開花の様子
マンリョウは冬から6月まで、殆ど動きがありませんでした。
センリョウの開花が進んだ6月上旬に漸く蕾を付け始め、6月下旬に開花を迎えています。
花の形は同じサクラソウ科ヤブコウジ属のヤブコウジとそっくりです。
驚くべきは、今年芽生えたばかりのひこばえに、もう花がついていることでした。
他の植栽達は、どんなに早くても、芽生えから2年目以降にしか開花していないかと思います。
冬の飾りとして使うときの注意点
【雑木の庭】万両・千両・十両など正月の縁起モノの、植生に基づく剪定ポイントの紹介にも書きましたが、マンリョウはセンリョウより萌芽力が弱い上に、成長速度も遅いので、冬の飾りとして剪定するときは、垂れ下がった実の部分だけを切り取った方が良さそうです。
もし実と共に、幹ごとカットしてしまっても、実生株がそこかしこに生えてきているはずですし、その株たちは数年以内に開花も結実もしてくれるので、そちらを活かしていっても良いかと思います。
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