DIY苔庭への道のりの全記事リンク
苔庭を安く簡単につくる為のDIY記事、はじめてからから定着を確認するまでの5つに渡る記事のリンクをまとめました。
【雑木の庭】苔庭への道のり、最も手軽で素早くDIYする挑戦その1(苔の間引きと移植)
【雑木の庭】苔庭への道のり、最も手軽で素早くDIYする挑戦その2(種苔をまく)
【雑木の庭】苔庭への道のり、手抜きまき苔DIYから2週間、苔は定着するのか?
【雑木の庭】苔庭への道のり、手抜きまき苔DIYから4週間で定着可能か結論付ける!!
【雑木の庭】DIY苔庭初期の雑草管理、除草剤を使いたくない理由と各雑草種毎の大変な所とは?
前置きー苔とバークチップのグランドカバー効果の比較
2021年の年末にJINENさんに苔やバークチップでマルチングをしてもらってから、早10ヶ月経ちました。※
※マルチング マルチングとは英語で、植物の株元をさまざまな資材で覆うことを意味します。 マルチングは土壌中の水分の蒸散のコントロール等、様々な目的で行われているそうです。
我が家のマルチングは、苔:バークチップの割合は面積比で1:2くらいです。
下の写真のエリア分けでは、
苔は「アプローチ部」「和室部」「リビング部」
バークチップは「南部」「東部」
になります。
作庭時は、当然樹冠も形成されていないので、陽当り等の環境も考慮されてこのような割合になっています。
当初からJINENさんには、「そのうち全面苔にしても良いね。」と言われておりました。
作庭時は冬だったこともあり、苔の恩恵をそこまで分かっていなかったのですが、春夏を経験した今、割と前のめりに、全面苔庭にしたくなってきています。
本記事の目的
本記事では、10ヶ月「苔」「バークチップ」2種類のグランドカバーの体感から、苔庭のメリットとデメリットを整理した上で、お手軽に苔庭をつくれるかどうかの挑戦をお伝えすることを目的としています。
苔庭のメリット
見た目が美しい
しっとりと青々とした苔が一面に広がる様は、お寺の苔庭を思わせる心地よさがあります。
緑の配色が目にも優しい気がしています。
空孔が多いモスストーンにハイゴケが登る様は、自然界の風化を庭で感じることができます。
苔が生い茂ったシダ類のミクロな足元は、マクロな人間世界とはまるで異なったのファンタスティックな世界観が存在しています。
上記3つの写真に関連する我が家の雑木の庭の紹介記事を貼っておきます。
それらに比べて、南部と東部の足元はバークチップと落ち葉でマルチングされており、全然悪くはないのですが、苔になっていてもいいかな~、という印象です。
雑草管理が簡単
苔にしても、バークチップにしても、マルチングにより雑草の発芽は大分抑制されています。
更に、今後は樹冠が更に成長して、地表に届く光がもっと制限されることで、雑草の管理は楽になっていくことと思います。
それでも今後の雑草管理を考えると、「苔」エリアは、「バークチップ」エリアより雑草の発生頻度も低く、生えても抜きやすいので管理が簡単であり、「苔」エリアを拡張するインセンティブが働きます。
苔庭のデメリット
落ち葉を掃除しなければならない
バークチップにない苔庭ならではの最大のデメリットは、落ち葉拾いでしょうか。
苔の上に落ち葉を放置しておくと、光合成の邪魔をしてしまうので、拾ってあげないといけません。
バークチップであれば、大きな不都合は無いので、落ち葉は放置しておけます。
実生のコナラが生えない
我が家では勝手に生えてくる実生の雑木の内、「モミジ」と「コナラ」は取り敢えずは抜かずにそのまま育てています。
下の2つの記事でコナラの成長を記録していますが、どうやらコナラは苔の上では発芽しないようです。
とはいえ、成長が早いコナラが至る所で発芽してしまっては困るわけで、普通の人にとってはデメリットではないと思います。
我が家も苔が少ない「東部」と「南部」にこれ以上コナラが増えても困るので、苔エリアを拡大する障害にはならないと考えています。
苔庭のつくりかた
苔庭のつくり方はいくつかありますが、
確実に綺麗な苔庭にする順番としては以下の順番でしょうか。
・「苔シート」「種苔から苔シート」「苔を移植する」「種苔をまく」
それぞれの特徴を簡単に書いていきます。
苔シートを貼っていく
園芸業者さんから、30cm×60cm程度の苔シートを購入し、庭に用土と共に貼っていく。
苔シートは1m2単価は最も高いが、最も早く苔庭が出来上がる。
種苔から苔シートを育てる
園芸業者さんから、苔をばらばらに砕いた種苔を購入し、トレイにまいて苔シートに育成する。
そのシートを庭に貼っていく。
種苔の平米単価は、最も安い所ではシートの1/8程度でした。
シートを育成する時間と手間がかかりますが。。
苔を少しづつ移植する
既に庭に苔がある前提ですが、少しづつ間引きして移植する。
間引きした部分は苔の繁殖力で目立たなくなる。
移植した場所を苔庭にするまでにはかなり時間がかかりそう。
種苔を直接庭にまく
園芸業者さんから、苔をばらばらに砕いた種苔を購入し、直接庭にまく。
(用土もいる?)
種苔10Lで2平米程度まけるらしい。
公式ではない少しやんちゃな方法。
(公式は育成トレイにまく方法)
苔を少しづつ移植する方法を試してみた結果
最も手軽に、何も購入しないでできる、「苔を少しづつ移植する」方法をまずは試してみました。
10か月による養生でモサモサに育った苔庭から少しづつ間引いていきます。
間引いたエリア
10平米ある苔庭から目立たたないように苔を間引きしていきました。
少しづつ、お菓子の箱に詰めて移植先に持っていきます。
移植前後
今回の移植先は「南部」にしました。
下の写真手前と奥に、既存の苔エリアがあるので、この間を繋ぎます。
せっせと移植をした結果が下の写真になります。
今回やってはみましたが・・・・貼ろうとしているエリアに対して、苔が圧倒的に足りないことが分かりました。
次回は種苔に挑戦
ということで、次回その2に続きます。。
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