前回の【暮らし】1年住んでみて実感!!採用して良かった設備ランキングTOP11に引き続き、家系ブログの定番企画!1年住んでみて~になります。
・採用して良かった設備ランキングTOP10 ・やって良かった仕様8選 ・意匠のお気に入りポイント15選
今回はお家の仕様について。
間取りや意匠にはカテゴリされないお気に入りポイントということになります。
やって良かった仕様8選
それでは早速並べてみます。
・雑木の庭 ・リビング南面大開口窓 ・リビングロールスクリーン ・リビング簾戸 ・寝室遮光カーテン ・鋼板の笠木を備えたヒノキの板塀 ・鎖樋と樋受石 ・ヒノキの縁側(ウッドデッキ)
雑木の庭
トップバッターは雑木の庭です。
今まで当ブログで散々ご紹介してきました。
雑木の庭の良い所を一言で言ってしまえば、「移ろいで生じる多様な美しさ」になります。
もう少し細かく魅力を分解してご紹介していきます。
一日の中の移ろいの美しさ
「朝、昼、夕方、夜」と一日の中でも太陽の動きと共に景色ががらりと変わっていく様を楽しめます。
過去記事では「夕景」「夜景」を紹介しました。
【外観写真】雑木の庭の3つ目の見所!!西日が柔らいできた晩夏の夕景12選
【内から覗く外観写真1】ライトアップされた雑木の庭を楽しむ為の5つの大事な工夫
季節の移ろいの美しさ
季節の移ろいに関する記事は沢山ご紹介してきました。
【インテリア&雑木の庭】2022年上半期に飾ったり庭に咲いた花37選(時系列順)
【雑木の庭】秋を彩る実りの植栽19選-活用方法の紹介
【雑木の庭】四季では足りない複雑な季節の移ろいを発見!秋に新芽が芽吹く植栽8選!
【雑木の庭】寒緋桜の開花からヤマコウバシの冬枯れまで、季節の移ろいを年中感じる東部の紹介
【雑木の庭】雑木の庭とは何か?樹種や樹形による環境改善効果や四季の変化の楽しみといった特徴5選
【雑木の庭】ミツバツツジ、シロモジ、ヤマコウバシの紅葉が楽しみな風呂庭の紹介
【雑木の庭】アプローチリビング部、コナラの樹形、花と実の低木、新芽の絨毯の魅力
天候の移ろいの美しさ
「雨上がり」「大雨」などについて過去記事で紹介しています。
【雑木の庭3】設計事務所で建てた家の雨上がりの朝の土間庭の暮らし
では、雨上がりに葉に付いた雫がキラキラと細やかな光源となった姿を楽しめる景色。
【雑木の庭】雨が好きになる、涸沢が満たされ流れのある庭に変わった景色
では、涸沢がせせらぎに様変わりする景色を。
樹冠が与えてくれる夏の居場所
また、コナラやモミジなどの高木達による樹冠が真夏でも、庭の中で佇むことができる木陰を提供してくれました。
リビング南面大開口窓
リビングにおける大開口窓は近年の家づくりの流行りかと思います。
外との繋がりによって、リビングを広く感じたり、景色を楽しんだり。
我が家でやって良かったと思う理由は「景色」と「日射取得」の二つになります。
それぞれご紹介していきます。
リビングからの杜を感じる景色
以前にご紹介したリビングの杜の記事は下記3つです。
【雑木の庭】内からも外からも美しく、足元は実生のモミジの群生地となったリビング部西の紹介
【内観写真1】大開口と小上がりのリビング、設計事務所ならではの自然素材や造作建具等の見所5選
大開口窓によって、家の中から雑木の庭を存分に楽しむことができます。
またJINENさんによって通気水脈と土づくりが施された庭は、実生のモミジも元気に育ち、秋の景色を彩る姿も見せてくれます。
【雑木の庭】実生のモミジを地植えで育てる-秋を迎え美しい株立ちになってきた7か月目の成長記録
バードウォッチングを楽しむ景色
こちらも雑木の庭ありきですが、我が家の庭にはちょいちょい鳥たちが遊びに来てくれます。
下記記事の通り、土間サロンからが最も距離感が近いですが、
【雑木の庭】メジロが盗み喰い?!秋の土間サロンからのバードウォッチングで決定的瞬間を撮影
リビングからもバードウォッチングを楽しむことが出来ます。
【雑木の庭】リビングからのバードウォッチング、ハトが仲間と羽を休める空間は庭園気分!?
日射取得で暖房要らずの日中
建築家の奥野さんにより、軒の出を夏は日射が遮蔽でき、冬は日射を最大限取得できる長さにしてもらっています。
そのお陰で、真冬でも晴れの日は、日射取得で暖房無しで温かく暮らすことができています。
リビングのロールスクリーン
基本はカーテンを開けた生活を送っていますが、落葉時や視線をもう少し遮りたい時もあります。
そんなときロールスクリーンであれば任意の高さで、視界を調整できることが利点になります。
また下の写真のように、白いスクリーンに、植栽の木陰が投影された景色を楽しむこともできます。
【内覧写真】雑木の庭の恩恵!秋冬のリビングに10平米の巨大アート+和室に美しい影模様!
リビング簾戸
以前下記記事でも書いた様に、我が家ではロールスクリーンの他に、簾戸をリビングに擁しています。
【インテリア】反コストミニマム!カーテン+簾戸で和の趣深い住宅に!少し贅沢な暮らしの勧め
簾戸に投影された木陰に、透ける雑木の庭が重なります。
これによって、近年「カーテンを開けられる家」の価値が注目されていますが、「簾戸の景色を楽しめる家」にもなっています。
我が家の簾戸は奥野さんが設計し、弘栄工務店さんのお膝元の下呂市にある、二村木工所さんが製作下さいました。
鋼板の笠木を備えたヒノキの板塀
【雑木の庭2】ヒノキの板塀をお勧めしたい!!3つの理由とは?
の記事でも書きましたが、下記狙いで我が家は板塀によるクローズ外構になっています。
・目隠し ⇒ リビングの大開口窓をカーテンを開けて暮らす為 ・景観 ⇒ 周囲の景色を引き算して整理するため
これらの狙い通りの恩恵が得られており満足しています。
その他に下記効果も得られています。
・無節で見た目が非常に美しい ・防風効果により、植栽の葉からの水分の蒸散を抑制できる ・無塗装の為か、ヒノキの香りが敷地内で愉しめる
また笠木をガルバリウム鋼板で仕上げているので、通常の板塀より長持ちすることが期待できます。
鎖樋と樋受石
こちらは単純に見た目が良かったです。
鎖樋は奥野さんが選定し、樋受石はJINENさんが選定下さいました。
樋受石は、ややもするとツボのようなものが選ばれがちかと思いますが、この場所には、この石で自然に受けて流す形が一番合っているように思えます。
ヒノキの縁側(ウッドデッキ)
【外観写真1】設計事務所と造園家による外構の見処4選(アプローチ、土間、外土間、縁側)
でもご紹介しましたが、縁側はヒノキ、無塗装で作製してもらいました。
板塀もそうなのですが、弘栄さんは本当に美しい木を持ってきてくれます。
縁側でのお気に入りの時間は、お客さんとの談笑もありますが、雨が降った後です。
縁側についた雨の雫を拭くと、非常に濃厚なヒノキの香りが漂って、大変心地よいです。
今回は以上になります。
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