【暮らし】葉桜となった桜の名所、桜淵公園は緑陰、モミジ、エナガと美しい見所が沢山でした

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今回は、桜まつりの時期に行こうか迷っていた「桜淵公園」、ピークは過ぎましたが来年の下見でもしようと思い立ち、景色を記録してきたので、その様子をご紹介したいと思います。

今までの人生の経験上、行こうか迷っていた場所は、行って良かったことが大半です。
行ける内に、タイミングが作れたら、行動を起こした方が良い気がします。

本記事がお勧めな人

・桜淵公園がどんな場所か知りたい
・葉桜の時期の桜淵公園の様子が知りたい
・桜淵公園で出会える鳥の様子が知りたい
・渓谷の中にある、緑陰の景色が見たい
。新緑のモミジの景色が見たい

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桜淵公園とは?三河の嵐山!?

江戸時代に新城城主・菅沼定実が植樹したのに始まるといわれる由緒ある桜の名所であり、加えて、「桜淵」の名のとおり桜とともに清流豊川の“淵”の渓谷美も特筆もの。淵のエメラルドグリーンと、その両岸に咲き乱れる桜のピンクとのコントラストが織りなす幽玄な美しさは言葉を失うほど!
桜、ツツジ、モミジの植樹は年とともに増し、今では“三河の嵐山”とも称される景勝地として多くの人を惹きつける場所となりました。

愛知県公式観光ガイドより引用

住所:愛知県新城市庭野八名井田19-2
アクセス
公共交通機関:JR「名古屋」駅から「豊橋」駅で飯田線に乗換え、JR「新城」駅で下車。徒歩15分
車:新東名高速道路「新城IC」から約10分
  東名高速道路「豊川IC」から約20分
※距離は長くなりますが、名古屋からなら、伊勢湾岸→新東名ルートがお勧めです。
 市内から70km超ですが、混んでいなければ1時間程度で到着できます。

駐車場:木かげプラザ前駐車場、グラウンド駐車場、旧市民プール駐車場
    計600台(さくら祭りの期間のみ500円)
さくらまつり:3月20日(月)〜4月6日(木)

周辺施設:貸しボートあり
     (景色良さそうでお勧めです)

春の桜の時期が最もお勧めらしいですが、紅葉の名所でもあるので、秋も良い気がしています。

葉桜と渓谷の景色

2023年4月9日現在、八重桜はまだ開花していました。
公園に何株か植栽されています。

2023年の桜淵公園の八重桜
2023年の桜淵公園の八重桜
2023年の桜淵公園の八重桜

ソメイヨシノは僅かに残っていましたが、殆どは葉桜。
例年ならばまだ開花していたかと思います。

2023年の桜淵公園のソメイヨシノ

山桜も一株だけ開花していました。

2023年の桜淵公園の山桜

渓谷の景色はつり橋からはじまります。

2023年の桜淵公園

写真では表現できませんが、水面が太陽に照らされた輝きが美しいです。

2023年の桜淵公園

斜面をみれば、桜が沢山植樹されています。
満開であればさぞ美しかったかと思います。

2023年の桜淵公園
2023年の桜淵公園
2023年の桜淵公園

桜越しのつり橋の景色なども。

2023年の桜淵公園
2023年の桜淵公園

手すり付きの散策コースが備えられており、河原まで桜の樹冠の下を歩いていくことができます。

2023年の桜淵公園
2023年の桜淵公園
2023年の桜淵公園
2023年の桜淵公園
2023年の桜淵公園

5分くらいかけて段々降りていきます。

2023年の桜淵公園
2023年の桜淵公園

ヤマグワと菜花、徒長枝で身を守る倒木が並ぶ河原

一番下まで降りると、菜花の道が現れます。

2023年の桜淵公園

岸辺には水草と菜花の競演が。

2023年の桜淵公園
2023年の桜淵公園

奥まで歩いていくと砂浜っぽくなっているのですが、何やら人ではない足跡が。

人の足跡は近くになかったので、犬とかでも無さそうです。。
因みに新城はジビエ料理屋さんがちらほらあるようです。

新城IC降りてすぐの道の駅では、熊肉やイノシシ、鹿肉なども売られています。

2023年の桜淵公園

菜花の道の先には、見慣れない樹木が。

2023年の桜淵公園

はっきりとは分かりませんが、画像検索からするとヤマグワのような気がします。
花を満開に咲かせた様子のようです。

雑木の庭と暮らすようになって2年目ですが、最近花見を桜限定と考えるのが勿体ない気がしています。

実は大抵の樹木は花を咲かせ、ソメイヨシノのように花だけがメインのツツジ属もいれば、葉や枝ぶりと共に、野趣に富んだクロモジ属やガマズミ属のように、多様な美しさで愉しませてくれます。

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2023年の桜淵公園

更に進むと倒木してしまった、名前が分からない樹木が。

なぜ倒木に目が留まったかと言いますと、幹に密生した「徒長枝」が気になったからです。

JINENGARDENさんに教えて頂いたことがあるのですが、樹木の幹は日光に弱く、日差しから身を守るために枝葉を出すのだそうです。

なので、シンボルツリーなどで、1本だけ成長が早い木をぽつんと植えると、木の防衛本能で幹からどんどん「徒長枝」が発生して樹形が乱れてしまうそうです。

この倒木は、倒れて幹の日当たり面積が高くなった結果、必死に幹を守るためにこのような密生状態になっていると考えられます。

つまり、長い目でみるとこの樹木が生き永らえていくのかは分かりませんが、今現在は生存本能を発揮している真っ最中の姿ということになります。

2023年の桜淵公園

間近でみると、幹はもはや苗床のような姿になっていています。

普段の生活の中ではみることができない、生存力に満ちた神秘的な姿に目を奪われました。

2023年の桜淵公園
2023年の桜淵公園
2023年の桜淵公園

エナガが遊びにくる景色

この鳥は尾が長いので、多分エナガでしょう。

人に対する警戒心が薄いのか、2m程近くの枝に飛んで来て、こちらを覗き込んできました。

カメラを向けてもしばらく逃げずにいてくれました。
我が家の庭にくるヒヨドリやメジロ達より、よっぽど懐いてくれ、楽しいひと時でした。

2023年の桜淵公園のエナガ
2023年の桜淵公園のエナガ

緑陰礼讃

住宅建築の中で、日本的な自然が齎す陰の美しさを礼讃する言葉として、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」が良く引用されます。

同様な趣として、人がしっとりと豊かな自然を好む趣としては、緑陰という言葉があるかと思います。

桜淵公園のような渓谷には、芽吹いたばかりの新緑が、緑陰の中で照らされた、美しい景色を見ることができました。

穏やかで、懐深く、我が家でもJINENさんによって設えられた樹冠豊かな雑木の庭が目指している情緒のような気がします。

人も少なく、鳥の声と綺麗な空気に包まれた静かな空間。
穏やかな気持ちで散歩したい人にはとても良い場所だと思います。

2023年の桜淵公園の緑陰
2023年の桜淵公園の緑陰
2023年の桜淵公園の緑陰
2023年の桜淵公園の緑陰
2023年の桜淵公園の緑陰
2023年の桜淵公園の緑陰

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